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ブックマーク / www.kobe-np.co.jp (37)

  • 明治以来の民事判決原本、あわや廃棄の危機 30年前の最高裁通達 学者らの保存運動で間一髪救出

    学者らの尽力で廃棄を免れた民事裁判の判決原には、兵庫県に関係する記録も多い=東京都千代田区、国立公文書館(撮影・中西幸大) 昨年10月、神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄が明らかになると、30年前の最高裁通達がにわかに注目された。特別保存(永久保存)を義務づける記録を、「世相を反映した事件」や「全国的に社会の耳目を集めた事件」などと明白に列挙していたためだ。だが、その通達が出されたのと同じ1992年、最高裁は内規の一部も改正。明治期以来の民事裁判の判決原が一斉に廃棄されそうになったが、学者らの尽力によって間一髪で救われた事実はあまり知られていない。 この時、判決原の救出運動で実務の中心を担ったのが、東京大教授(当時)の青山善充さん(83)だった。青山さんによると、92年1月、最高裁はひっそりと「附則第3項を削る」として内規を改めた。この変更は、確定後50年を経過した判決原の原則廃棄を

    明治以来の民事判決原本、あわや廃棄の危機 30年前の最高裁通達 学者らの保存運動で間一髪救出
  • <失われた事件記録 インサイド神戸家裁>「少年A」記録廃棄「私が判を押した」 元職員ら証言「捨てないのはサボりと同じ」

    連続児童殺傷事件事件記録が廃棄されていた問題で調査が進む神戸家庭裁判所=神戸市兵庫区荒田町3、神戸家庭裁判所 重大少年事件の記録を「特別保存」(永久保存)する規程を設けながら、なぜ全国各地の裁判所は捨ててしまったのか-。問題が明らかになる契機となった神戸連続児童殺傷事件(1997年)の記録廃棄について、神戸家裁で最終的に決断した元首席書記官の男性にたどり着いた。元職員らに取材を重ねると、規程の曖昧な運用とともに、半ば機械的に廃棄された可能性が浮かび上がる。 ■所長決済の印影欄なかった 「そりゃ忘れませんよ」。神戸家裁で少年首席書記官だった男性は、同事件の記録廃棄の事実について問うと口を開き、こう続けた。「私が(書類に)判を押し、記録を見送った」 少年事件記録は成人の刑事裁判と違って保存期限を定める法律がなく「事件記録等保存規程」という最高裁の内規により、保存は少年が26歳になるまでとされ

    <失われた事件記録 インサイド神戸家裁>「少年A」記録廃棄「私が判を押した」 元職員ら証言「捨てないのはサボりと同じ」
    egamiday2009
    egamiday2009 2023/03/19
    現場を止めたかったら会議室が動くべし、ってよく分かってる国じゃないのかな。
  • 事件記録廃棄問題で最高裁「国民への説明責任果たす」 記録デジタル化にも言及 参院法務委

    1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件の全事件記録が廃棄されていた問題を受け、経緯調査などを進める最高裁の小野寺真也総務局長は17日、参院法務委員会で、調査・検証結果について「国民に対する説明責任を果たしていく」と述べた。記録のデジタル化についても、長所や短所に言及しつつ「電子化に伴う保存の在り方を検討する必要がある」と発言。ただ、議論の方向性や情報公開の範囲など詳細は「有識者委員会の意見を踏まえる」と繰り返した。 小野寺局長はこの日、自民党の加田裕之議員(兵庫選挙区)から「今回の事態を遺族関係者に説明すべきではないか」と問われ、「事件に関係する方々を含めた国民に対する説明責任を果たしていく」と答弁。有識者委の開催日や終了後の説明については「指摘の点も含め、調査の客観性・透明性を確保するよう努める」とした。 また、将来的な保存の在り方について「記録が電子化されれば、物理的に保管するスペース

    事件記録廃棄問題で最高裁「国民への説明責任果たす」 記録デジタル化にも言及 参院法務委
  • 理研、研究者600人雇い止め方針を撤回せず 労組が救済申し立て 今年3月以降100人近く去る

    理化学研究所(理研、部・埼玉県和光市)の研究系職員雇い止め方針の撤回を求めている「理化学研究所労働組合」は20日、理研側が具体的な回答を引き延ばしているのは不当労働行為に当たるとして、東京都労働委員会に救済を申し立てた。 同労組などによると、理研は職員の8割が非正規雇用で、研究職の大部分に10年の雇用上限がある。約300人が2022年度末に雇用上限を迎え、研究チーム解散の影響も含めると約600人に雇い止めの恐れがあるとして、今年3月に前理事長、4月には現理事長に撤回を要請した。しかし「方針を検討している」としたまま回答は延期され、その間に100人近くが理研を去ったという。 同労組の金井保之執行委員長は同日、東京都内で会見し「廃止となるチームには既に装置類の整理、撤去の指示が出ている。直前に回避されても研究を続けられないので、早めに申し立てた」と説明した。21日には影響の大きい神戸市内の拠

    理研、研究者600人雇い止め方針を撤回せず 労組が救済申し立て 今年3月以降100人近く去る
    egamiday2009
    egamiday2009 2022/07/07
    “今年3月に前理事長、4月には現理事長に撤回を要請した。しかし「方針を検討している」としたまま回答は延期され、その間に100人近くが理研を去った”
  • 好きな本屋「一生続けたいから」 大阪→朝来の古民家に移転オープン

    兵庫県朝来市山東町に書店「人生のおやつです!!」がオープンした。大阪市内で同じ名称の店を経営していた坂上(さかうえ)友紀さん(43)が、築100年を超える古民家を購入し、自宅兼店舗に改修、店も大阪から移した。地域の住民にも温かく迎えられ、「一生、屋をするつもりだが、いい形で続けられそう」と笑顔で話している。(小日向務) 坂上さんは、同県西宮市生まれ。もともとが好きで、大学を卒業後、書店勤務などをしていた。「いいを店で紹介したい」と考えたが、思うようにコーナーの設置などはできず、思い立って2010年8月、開業した。店名には「人生を豊かにしてくれる」との思いを込めたという。 朝来に移住する前の店は大阪市北区の繁華街にあった賃貸の物件。ただ、住宅は別で、倉庫も違う場所にあった。「屋を一生続けよう」と考えていたが、高齢になった際、倉庫と店の間で重量のあるを持ち運べるかどうか不安だ

    好きな本屋「一生続けたいから」 大阪→朝来の古民家に移転オープン
  • 1920年代などのアニメをデジタルアーカイブ化 神戸映画資料館

    神戸映画資料館(神戸市長田区)が調査研究の一環として、国産アニメーションの所蔵フィルムについてリストを作成し、デジタル化した作品の一部とともにサイト上で公開している。 同館は安井喜雄館長(72)の収集を基に、2007年に開館。現在はNPO法人「プラネット映画保存ネットワーク」が運営する。明治期の記録映画からホームムービーまで約1万8千のフィルムを保管し、民間では国内屈指のアーカイブとして評価されている。 かつてはコレクターの関心が薄かったアニメも早くから収集し、日アニメの先駆者・故大藤信郎らの知られざるフィルムを発掘。国立映画アーカイブの複製保存に協力し、近年は神戸芸術工科大と連携してデジタル化に取り組んできた。 しかしタイトル部分が欠落していたり、映写機に掛けられないほど劣化していたりするフィルムもあることから、20年度に文化庁の助成を受けて、デジタルアーカイブ事業に着手。網羅的な調

    1920年代などのアニメをデジタルアーカイブ化 神戸映画資料館
  • 三島由紀夫ゆかりの図書館危機 老朽化、改修に10億円… 相次ぐ歴史的建造物の解体

    1974年に図書館としての利用が開始された加古川図書館。加古川町公会堂だった頃は音楽会などが催され、地域の文化拠点だった=加古川市加古川町木村(撮影・笠原次郎) 作家の三島由紀夫が徴兵検査を受けた場所として知られる加古川市立加古川図書館(兵庫県加古川市加古川町木村)が、存廃の岐路に立っている。築85年を過ぎた建物は老朽化して雨漏りがあり、耐震診断もしていない。改修には多額の費用が見込まれ、10月のJR加古川駅前への図書館移転後について、市は「解体も選択肢」とする。兵庫県景観形成重要建造物に指定されており、市民からは保存、活用を求める声も上がっている。(斉藤正志) 兵庫県建築士会の初代会長を務めた建築家、置塩章(おしおあきら)の設計で、1935(昭和10)年に加古川町公会堂として建築された。 鉄筋コンクリート造り2階建て。正面の半円形の窓を幾何学模様のステンドグラスで飾るなど、アールデコ調を

    三島由紀夫ゆかりの図書館危機 老朽化、改修に10億円… 相次ぐ歴史的建造物の解体
  • 兵庫の祭りや伝統行事 658件が廃絶・存続危機

    三田市のイベントで披露された郷土芸能「御殿踊り」。存続危機とされている=2019年9月、三田市天神1(三田市文化協会提供) 兵庫県内で伝統的に続く祭りや地域に根付いた行事4465件のうち、453件がすでに廃絶し、205件が存続危機の状態であることが県教育委員会の調査で分かった。存続状況を把握できないものも3割を超える。担い手の高齢化と生活様式の変化が主な要因だが、県教委は消えゆく伝統文化を守ろうと、従来の指定制度に加えて年度中に登録制度を創設し、財政支援の対象を広げる。(斉藤絵美) 調査は2017~19年度、県内市町の協力を得て実施した。存続状況を、盛ん▽ほぼ順調▽存続危機▽廃絶-の4段階に分けたところ、349件が「盛ん」、1813件が「ほぼ順調」だった。状況が分からないものも1645件に上った。 豊岡市竹野町小丸地区で古くから続く「どんど」(縁起物などを焼く火祭り)は、「存続危機」と判

    兵庫の祭りや伝統行事 658件が廃絶・存続危機
  • あらゆる疑問に対応 全国調査を支える図書館女性|北播|神戸新聞NEXT

    egamiday2009
    egamiday2009 2020/11/23
    「ほぼ一人で支える」。
  • 病院医師が本棚シェアの図書館開設へ 商店街の空き店舗使い|但馬|神戸新聞NEXT

  • 神戸新聞NEXT|事件・事故|中ジョッキ持った男性、新快速に乗り込み通報される 明石

    17日午後5時すぎ、兵庫県明石市大明石町1、JR明石駅のホームで、ビールの中ジョッキを持った60代の男性が播州赤穂発野洲行き新快速の車両に乗り込み、明石署に通報された。 同署によると、男性は同駅構内の牛丼店で飲をし、会計を済ませた後、注文していたビールジョッキを持ったまま駅のホームへ。驚いた周りの乗客が駅員に通報した。 男性は駅員らに促されすぐに車両を降りた。明石署が事情を聴き、ビールジョッキは牛丼店に返却した。この影響で当該新快速が約4分遅れたという。後続に影響はなかった。

    神戸新聞NEXT|事件・事故|中ジョッキ持った男性、新快速に乗り込み通報される 明石
  • 神戸新聞NEXT|総合|神戸・中3女子自殺 「破棄されていた」はずのメモ見つかる

    神戸市教委が発見したメモを見ながら不信感をあらわにする遺族=22日午後、神戸市中央区(撮影・中西大二) 2016年10月、神戸市垂水区の市立中学3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、神戸市教育委員会は22日、「見つからない」としていた、自殺直後に生徒6人にヒアリングしたメモが、昨年8月下旬の時点で、すでに学校が保管していたと発表した。学校側から申し出があったが、市教委は対応していなかった。市教委は「職務の怠慢で、隠蔽目的ではない」とし、遺族に謝罪した。遺族は「隠蔽」としたうえで「遺族の気持ちをふみにじるものであり、怒りを禁じ得ない」とコメントしている。 市教委などによると、メモは女子生徒の自殺から数日後、同校の教員が生徒6人から聞き取りした内容で、いじめの内容や生徒間の関係について記されている。市教委がいじめの有無などを調べるために設置した第三者委員会の調査では、メモは「破棄され

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  • 神戸新聞NEXT|西播|「赤とんぼ」の母、朝ドラ主人公に たつので発足式

    童謡「赤とんぼ」で知られる兵庫県たつの市出身の詩人・三木露風の母で、のちに婦人運動家として活躍した碧川かた(1872~1962年)のドラマ化を目指す会の発足式が22日、同市龍野町富永の龍野経済交流センターであった。新時代の女性像を体現した生きざまと合わせ、童謡の里たつのを全国に発信する契機にと、約250人が詰め掛けた会場は熱気にあふれた。 かたは鳥取池田藩の家老家に誕生。龍野の三木家に嫁ぐが、5歳の露風らを残して23歳で離婚。東京で訪問看護婦となり、新聞記者の碧川企救男と再婚。のちに女性参政権を求める社会運動に身を投じた。 今回設立されたのは「童謡赤とんぼの母 碧川かたを朝ドラの主人公にする会」。発足式ではドラマ化を発案した地元ボランティアガイドの瀧口節子さん(68)=同市揖保川町新在家=が趣意書を読み上げ、「多くの人がかたの人生に共感し、女性が生き生きと活躍できる社会の実現につながること

    神戸新聞NEXT|西播|「赤とんぼ」の母、朝ドラ主人公に たつので発足式
    egamiday2009
    egamiday2009 2017/04/24
    「5歳の露風らを残して23歳で離婚。東京で訪問看護婦となり、新聞記者の碧川企救男と再婚。のちに女性参政権を求める社会運動に身を投じた」
  • 神戸新聞NEXT|経済|日本酒の専門用語集 日本語と英語でネット公開

    灘五郷の清酒メーカーの技術者らでつくる「灘酒研究会」が、日酒づくりの専門用語を集めた「灘の酒用語集」のインターネット版(http://www.nada-ken.com/main/)を作成した。日語と英語で用語を説明したのが特徴で、ビールやワインの初歩的な醸造知識を持つ外国人を意識し、海外で「SAKE」ファンの拡大を目指す。 用語集は、同会が1979年に書籍として初版を出した。以来、主に酒造関係者が活用してきた。ネット版は来年3月の同会設立100周年記念事業の一環で作成。海外への発信を強化するため、英語による抜粋を企画した。 書籍に収録した3千用語から252語を厳選。約2年がかりで仕上げた。言葉をクリックすると、英語で用語の説明が示される。「shubo」(酒母)、「moromi」(もろみ)など、日酒づくりで根幹となる用語は英語に意訳せず、職人の視点から専門的に説明している。英訳は、イギ

    神戸新聞NEXT|経済|日本酒の専門用語集 日本語と英語でネット公開
  • 神戸新聞NEXT|経済|ファミリア社長「ホールは神戸の財産、譲渡先熟考」

    大手不動産会社に売却された「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)。神戸の近代洋風建築の先駆けとされる=神戸市中央区相生町1 神戸で最初期の近代洋風建築「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)の大手不動産会社への売却が11日、明らかになった。タワーマンションが計画され、石造りの外壁など一部を復元、保存する工法が検討されている。ホールを所有していた子ども服メーカーファミリア(神戸市中央区)の岡崎忠彦社長(46)は神戸新聞社の取材に「老朽化で維持費が膨らむ中、会社としては成長戦略の投資をすべき時期にあり建物の保存を担い続けるかどうか熟慮した」と話す。一問一答は次の通り。 -売却の理由は。 「築百年を超え、修繕費がかさんでいる。季節ごとの商品展示会などで活用してきたが、通常は倉庫とデザイナーのアトリエ。格利用するなら、15億~20億円かけて耐震工事をしなければいけない。創業66年の会社を『

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  • 神戸新聞NEXT|社会|哲学者・九鬼周造の自筆原稿などネットで無料公開

    甲南大図書館(神戸市東灘区)は、名著「『いき』の構造」で知られる哲学者九鬼周造(1888~1941年)の自筆原稿やノートなどの資料約350点を、インターネット上で閲覧できる「デジタルアーカイブ」で公開を始めた。自筆原稿を含む貴重な資料の数々で、同図書館は「無料で見られるので、九鬼周造を知るきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。(上田勇紀) 九鬼は東京生まれ。東京帝国大(現東京大)を卒業後、欧州留学を経て京都帝国大(現京都大)で教えた。1930年には「『いき』の構造」を発表し、注目を集めた。 九鬼の死後、43年に、親交が深かった旧制甲南高校第7代校長・天野貞祐を通じ、現在の甲南大が原稿などを譲り受けた。書籍約7500点、ノートや原稿が約550点あり、同大図書館で保管。研究者の間で資料の存在は知られていたが、劣化が進んでおり、一般公開していなかった。 「もっと手軽に、広く見られるようにしてほ

    神戸新聞NEXT|社会|哲学者・九鬼周造の自筆原稿などネットで無料公開
  • 神戸新聞NEXT|経済|神戸最初期の洋風建築 ファミリアホール売却

    大手不動産会社に売却された「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)。神戸の近代洋風建築の先駆けとされる=神戸市中央区相生町1 子ども服メーカーのファミリア(神戸市中央区)が、明治時代に建てられた神戸で最初期の近代洋風建築「ファミリアホール」(旧三菱銀行神戸支店)を、土地を含め売却したことが11日、分かった。売却先の大手不動産会社がタワーマンションの建設を計画し、石造りの外観など一部を復元、保存する方向で検討されているという。(井上太郎) 同ホールは、三菱合資会社銀行部の拠点として1900(明治33)年に「栄町通り」の西端(同区相生町1)で完成。神戸市の景観形成重要建築物に指定されている。 ルネサンス様式の石造り3階建て(延べ床約2400平方メートル)で、東京・丸の内のビル街の礎を築いた建築家曽禰(そね)達蔵(1852~1937年)が設計した。同氏設計で現存する最古の建物。切り石積みや半円

    神戸新聞NEXT|経済|神戸最初期の洋風建築 ファミリアホール売却
  • http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201604/0008963280.shtml

    http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201604/0008963280.shtml
    egamiday2009
    egamiday2009 2016/04/07
    この子朝ドラ向きだから朝ドラに出ればいいのにと思ってた子が朝ドラに出ると聞いて欣喜雀躍している。
  • 神戸新聞NEXT|文化|村上春樹さん 高1でケッセル愛読 神戸の母校に貸し出し記録

    ノーベル文学賞の有力候補として注目される作家村上春樹さん(66)が、兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)に在学中、フランスの作家ジョゼフ・ケッセル(1898~1979年)の著作に読みふけっていたことを示す、図書室の帯出者カード3枚が見つかった。同校で廃棄寸前になっていた蔵書を整理中に元教員が発見。世界的作家の早熟な読書体験の一端がうかがえる。(平松正子) 見つけたのは同校の校史編集に携わる元社会科教諭の永田實さん(69)。同校は昨年、1万冊を超す古い図書を県立図書館明石市)に寄贈したが、今年に入って不要な数千冊が返却されていた。夏休み中の8月に永田さんらが整理していたところ、3冊の巻末から村上さんの名前が書かれたカードが出てきたという。 村上さんが借りたのはケッセル著、堀口大学訳「現代世界文学全集ケッセル『幸福の後に来るもの』」1、2巻(1955年、新潮社刊)。1巻を64年6月22~25日、2

    神戸新聞NEXT|文化|村上春樹さん 高1でケッセル愛読 神戸の母校に貸し出し記録
  • 神戸新聞NEXT|丹波|郷土史料を次世代へ 市民らが目録作り 篠山の図書館

    兵庫県篠山市立中央図書館(西吹)で、書庫などに保管されていながら閲覧できない状態になっている郷土史料について、市民が主体となって目録を作り、劣化や散逸を防ぐ作業が進められている。貴重な資料を次世代に引き継ぐ取り組みで、同館の担当者は「資料は篠山固有の文化遺産。まちづくりの一環として進めたい」と話す。(安福直剛) 「平成の大合併」で誕生した自治体では、旧庁舎や図書館にあった資料が多数散逸したと言われている。篠山市の中央図書館では約18万冊の蔵書のうち千点以上が整理されず閲覧できない状態になっている。 資料には同じ内容が他にない重要なものも多い。保存・活用しようと同館は2013年、神戸大学大学院の特命助教を招き「地域資料整理サポーター養成講座」を開いた。古文書の読解や整理の手順、目録の作成方法について、実技を交えた説明があった。 13人いる市民サポーターは現在、丹南町史(1994年発行)の編さ

    神戸新聞NEXT|丹波|郷土史料を次世代へ 市民らが目録作り 篠山の図書館
    egamiday2009
    egamiday2009 2014/10/25
    「「平成の大合併」で誕生した自治体では、旧庁舎や図書館にあった資料が多数散逸したと言われている。」