【安保法案 この道の先は…】安倍首相、わしと議論を 漫画家小林よしのりさん(61) 2015年08月05日 10時15分 シリーズ安全保障を考える 小林よしのりさん写真を見る 参議院で安全保障関連法案の審議が続く。国民の反対の声に耳を貸さず、安倍晋三首相が今国会での成立を推し進めるのは、首相が4月に米議会で「夏までに成立させる」と約束したことが背景にある。国民よりも、米国との約束を守ることが、この政権には重要なのだ。 安倍首相より、わしの方がタカ派だと自任する。そのわしがなぜ法案に反対するのか。法案の本質が米国に付き従う「従米法案」だからだ。本当の保守は「国家主権」を重んじるが、今の日本にそれがあるかは危うい状況だ。外交にフリーハンドがないことをみれば、それが分かる。 武力行使こそしなかったが、日本はアフガニスタン戦争でもイラク戦争でも米国に付き従った。特にイラク戦争では「フセイン政権が大