日本のあらゆる問題に疑問を持ち『ゴーマニズム宣言』にて問題を提起し続け、その歴史をまとめた『ゴーマニズム戦歴』(ベスト新書)も好評な漫画家・小林よしのり氏。 先月発売された『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』(文春新書)が話題沸騰中の伊藤祐靖氏。 この国の未来を憂うふたりが、国防と自衛隊の存在意義について問う、注目の対談、ついに最終回! 「あなたの国は、おかしい」 伊藤 小林さんの『ゴーマニズム戦歴』(ベスト新書)を読ませていただきました。個人的には、暗殺の対象として、狙われていたときの話が一番盛り上がりましたけど、なかなか会えないですよ、暗殺されそうになった人って(笑)。笑い事じゃないんですが……。そういうときに人間の性根って見えますよね。話のトーンが一気に下がっちゃう人なんていくらでもいますよ。全然下がらないところが痛快です。あと、アメリカに対する考え方はかなり