漁船でアンモニア漏れ 乗組員ら4人搬送 仙台港中野埠頭 28日午前9時35分ごろ、仙台市宮城野区港4丁目の仙台港中野埠頭(ふとう)で、停泊中の遠洋底引き網漁船「第5大林丸」(285トン)から「アンモニアガスが船内に漏れた」と119番があった。宮城海上保安部(塩釜市)によると、日本人の荷役関係者の男性(27)とインドネシア人の乗組員男性3人の計4人が、呼吸困難やのどの痛みを訴え、市内の病院に搬送された。いずれも命に別条はない。 宮城海保や仙台東署によると、漁船は北海道稚内市の「稚内海洋」の所有で乗組員23人。8人が船内で作業をしていた。冷凍室の冷媒に使っているアンモニアのガスが配管から漏れた疑いがあるという。 宮城県仙台塩釜港湾事務所(宮城野区)によると、漁船は26日から停泊し、船内の冷凍魚を陸揚げする作業を経て、28日に出港する予定だった。