食料品生産大手センチュリー・パシフィック・フード社は、ミンダナオ地方南コタバト州のジェネラルサントス市に、大掛かりで機能性の高い食糧倉庫を建設すると発表した。2016年の1〜3月の完成を目指しており、総工費4億3900万ペソをかけるという。 ジェネラルサントス市は「マグロの都市」として知られており、同社の漁獲加工扱い高は今後5年は10〜15%の伸び率で拡大していくとみられる。マグロなど鮮魚を加工して缶詰にし、大量に備蓄しておく一方、海外への輸出向けや大消費地の首都圏などに効率的に出荷できる機能性の高い倉庫が必要になったようだ。 扱うのはマグロ、イワシなどの魚類全般の缶詰のほか、牛肉や粉ミルクの缶詰など。(4日・インクワイアラー)
東日本大震災をきっかけに全国で堤防の補強やかさ上げなどが進められていますが、津波と同時に余震で強い揺れが起きると想定よりも早く堤防が壊れる可能性があることが専門家の研究で分かりました。専門家は「沿岸で強い揺れを感じたら、まず逃げるということを改めて徹底してほしい」と指摘しています。 津波による海岸設備への影響を研究している港湾空港技術研究所の有川太郎上席研究官は、津波と同時に余震で強い揺れが起きた場合に堤防にどのような影響が出るか、津波を起こすことのできる装置を使って12.5分の1の大きさで実験を行いました。その結果、高さがおよそ1mのブロックは、津波だけでは乗り越えた水位が15cmでは壊れませんでしたが、津波と同時に震度5弱程度の強い揺れを加えると同じ高さで壊れました。 有川研究官によりますと、押し寄せる津波と地震の揺れの方向が一致することで、堤防にかかる力が10%から20%程度増えたと
日本の捕鯨やイルカ漁を妨害する過激団体シー・シェパード(SS)が今年、新たに南極海のメロ漁を標的にして活動資金を集めている。メロは日本の食卓にも並ぶ人気魚種。高値で取引されるため、密漁船による違法操業も報告され、SSはこの密漁船に圧力をかけるため、南極海に妨害船を派遣した。しかし、SSの自警団的な行為は国際法上、何の権限も与えられておらず、密漁船との衝突などで公海上での危険が伴う。今回の活動も「日本の調査捕鯨が縮小され、資金集めのための穴埋め的な行為」との説が有力だ。(佐々木正明) 毎年12月から翌3月までの期間、オーストラリアやニュージーランドではシー・シェパードの活動が主要メディアをにぎわせる。 この時期に、日本の調査捕鯨船団が南極海に派遣され、SSとの激しい衝突が繰り広げられるためだ。しかし、昨年3月に国際司法裁判所(ICJ)の捕鯨裁判で敗北した日本政府は今回、活動を縮小。クジラを捕
<大川小>「保存」、「解体」上回る 復興協アンケート 東日本大震災で児童と教職員84人が犠牲になった石巻市大川小の被災校舎について、地元住民組織「大川地区復興協議会」は8日、全体説明会を開き保存の是非を話し合った。参加者から解体、保存それぞれの意見が出され、終了後に集約したアンケートでは保存が解体を上回った。協議会は20日、委員約50人で会合を開いて方向性を検討し、地元の意見をまとめる。後日、市に要望する方針。 協議会は校舎周辺を「鎮魂の森」として整備する復興計画案を提示した。校舎については(1)全部を解体して跡地に平面図を復元。タブレット端末などで校舎の写真や映像が見られるようにする(2)低学年の学習棟など一部を保存する(3)全部残す-の3案を示した。 住民126人が出席し、3案に対し意見を述べた。全部の解体を求める住民からは「あの場所で家族が亡くなり、通るたびつらい。あんな廃虚より
マテガイ「魚貝まつり」 海鮮バーベキューを楽しむ家族=佐世保市、浦頭埠頭広場 佐世保湾と大村湾をつなぐ針尾瀬戸周辺で採れたマテガイを炭火で焼いて味わう恒例の「もうマテない!魚貝まつり」(針尾漁協主催)が8日、佐世保市針尾北町の浦頭埠頭(ふとう)広場で開かれ、旬のマテガイを求め、多くの市民でにぎわった。 今年で7回目。会場ではマテガイ(1束8~10本入り)や針尾産のカキ、水産加工品などを販売。カキ焼き台を昨年より1・5倍の60席に増やした海鮮バーベキューは、午前中から満席となり大にぎわい。来場者は新鮮な海の幸を網の上に並べ、熱々をほお張って旬の味覚を楽しんでいた。 1回100円のマテガイのつかみ取りや、佐世保港内の無料クルーズもあった。中島結衣さん(10)=東彼川棚小4年=は「家族で炭火を囲んで食べるのが楽しい」と笑顔で話した。
カツオ一本釣り漁を生業にしてきた漁師の姿を通して、漁労にまつわる民俗や信仰や経営観念、また遠く離れた漁港同士のつながりを描く。 著者は宮城県気仙沼市を拠点に『漁撈伝承』『カツオ漁』『追込漁』などの本を世に出してきた民俗学者。今回の本で聞き書きと日記の提供を引き受けたのは、高知県中土佐町久礼の青木安良氏、通称「安(やっ)さん」。安さんは、東日本大震災で被災した著者の携帯電話に、何度もメッセージを吹き込んでいた。それは著者と取材対象者の親密な関係を示すにとどまらない。土佐の漁船にとって気仙沼が、重要な水揚げ港であるという結びつきが背景にあるのだ。 安さんの日記には現役の船員時代に書かれた「漁況日誌」(航海日誌)と、下船後に船主として、また漁船にエサを供給する業者になってからの「餌買(えさかい)日記」の2種類がある。日々の生業(なりわい)の記録が、深い知見と温かいまなざしで丹念に読み込まれていく
東北地方の三陸沿岸の地盤が隆起し、一部の漁港で岸壁が高くなりすぎる事態となり、漁業者に困惑が広がっている。東日本大震災で約1メートル地盤沈下した宮城県の牡鹿半島では、沈んだ分を工事でかさ上げした後、約40センチ隆起。国土地理院は「これほどの隆起は予想できなかった」としている。自治体は復旧事業のかさ上げの高さを見直すなどして対応している。「岸壁が高くて、作業が2人がかりだよ」。牡鹿半島の鮎川漁港
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