世界中で頻発する災害やテロ。友人は無事なのか。どこの誰が何を欲しがっているのか。そんな情報が一覧できるフェイスブック（ＦＢ）の「災害時情報センター」。その元を考えついたのは、日本人プログラマーだ。 米カリフォルニア州のフェイ…

岩手県大船渡市で水揚げされたサンマを、同市の「さんま焼き師」の認定を受けた入間市の市民団体会員らが焼いて販売する「三陸大船渡さんま祭り」が１１月２９日、同市向陽台の「彩の森入間公園」で開催される。 東日本大震災の復興支援活動を行っている同市の市民団体「復興支援入間まごころの会」が企画した。市が開催する「入間万燈（まんどう）まつり」の会場内で行われる。 サンマは、２７日に大船渡漁港で水揚げされたものを直送する予定だ。このイベントに向けて夏に大船渡市に出向き、焼き師となる研修を受けて試験に合格した会員１８人が、来場者の前でサンマ焼きの腕を披露し、１匹２００円で販売する。 当日は６００匹を用意、午前１０時頃から焼き始め、売り切れ次第終了となる。 現地で資格を取った一人で、同会会長の栗原正明さん（５９）は「焼く時にサンマの動かし方を最小限にとどめることで、身を崩さずきれいに焼けるようになった。サン

「新しいホテルが建ってよかったばい。観光客をいっぱい連れて来られるけん」 「一時ですよ。中国人が来だしたら、韓国人は来られなくなってしまう。私たちの仕事もなくなる。すでに福岡に中国人が押し寄せているから、対馬も時間の問題です」 「中国人と一緒に来ればいい」 「中国人が来だすと、対馬中全部押さえてしまう。韓国人の出番はありません」 今春、対馬の玄関口、厳原（いづはら）港の近くに国内の大手ホテルチェーンが進出した。増加する韓国人観光客を狙ったものだった。ところが、５０歳代の建設会社社長によると、それ以降、韓国人観光客を相手に通訳をしている韓国人ガイドとの間でこんな会話が頻繁に交わされるようになった。 韓国人ガイドは慣れた日本語で「すでに中国人の出入りがあります。今日も中国人を何人か見ました。中国人は対馬に興味を持っているようで、厳原で土地と建物を買ったという話を聞きました。下見に来ているようで

化粧品原料の製造・販売を手掛けるソワレ・インターナショナル（兵庫県川西市）函館事業所は、函館近海に繁茂する海藻ダルスを使った化粧品を開発した。ダルスは一部食品の材料になるほかは活用方法がないが、美容効果のある成分が豊富なため同社が化粧品への活用を試みてきた。来年にも業務用化粧品として内外のエステサロン向けに販売を始める。開発したのは、美容液と美容クリーム、化粧水の3商品。ダルスを粉末にして化粧

漁獲は多いが、市場にはあまり出回らないシイラの消費を拡大しようと、鹿児島県南さつま市は２６日、シイラのフライを使ったハンバーガー「しいらバーガー」の試食会を開いた。 約８０グラムと大きめの切り身にして揚げたシイラやベビーリーフを、市内で生産された長命草を練り込んだパンに挟んだ。１個１５０円で購入し、ソースをかけて食べた市職員らは「癖がなくて食べやすい」などと話していた。 同市の笠沙町漁協では昨年度、約９３トンのシイラを水揚げしたが、傷みが早いことや、身が薄くておろしにくいことなどから、ほとんどは加工業者に回っている。 同市のコープかせだ店は１１月１０～１２日の３日間、しいらバーガーを１日３０個、１個１０８円で販売する。

和歌山県内トップクラスのイセエビの漁獲量を誇る那智勝浦町で１１月４日、恒例の「那智勝浦いせえび祭り」が勝浦地方卸売市場（同町築地）で開催される。 生鮮マグロと並び、同町の主要な水産資源であるイセエビの知名度向上を図るとともに、地産地消推進を目的に同町水産振興会が主催して８回目となる。 午前１０時から正午までの開催で、活イセエビの直売や海産物販売を午前１０時から開始（なくなり次第終了）。「いせえび天丼」や「いせえびコロッケ」などイセエビを使った料理コーナーなどがある。 問い合わせは町役場観光産業課内の同振興会事務局（?０７３５・５２・２１３０）。

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カブトガニが愛媛県今治市桜井の沖合約２キロの燧灘（ひうちなだ）で見つかった。体長５８センチの亜成体のメスで、今年３匹目の発見となったことから、保護活動を続けている同県西条市周布の市立東予郷土館では、河原津海岸（西条市河原津）で放流した幼生が成育しているとみている。 同館によると、今年３匹目のカブトガニが見つかったのは今月２５日。桜井漁協の漁師、長井貴之さん（４７）が底引き網漁をしていたところ、網にかかった。表皮がきれいで軟らかいことなどから、ごく最近、成体になったと推定される。今年１月１９日と１０月１２日にも亜成体のカブトガニが見つかり、河原津海岸で放流した幼生が桜井沖へ移動する傾向がこれまでの実績から分かっていることから、放流した幼生が順調に成育している可能性が高いと分析している。見つかったカブトガニは再放流する予定。 カブトガニは「生きた化石」といわれる。瀬戸内海から九州北部の海岸でか

秋サケ定置網漁が、北海道東部を中心に記録的な不漁だ。全道の水揚げは、２４年ぶりの不漁だった昨年同期に比べても３分の２程度で、価格高騰で水産加工業者や小売業者は対応に苦慮する。一方で道南や道央の日本海側では、実は昨年に比べれば「豊漁」。サケから卵だけ抜き取る「窃盗事件」も発生している。 かつての８分の１ 北海道連合海区漁業調整委員会によると、道内の総水揚げは２０日現在、前シーズン同期比で３分の２（６６．４％）の１３４７万５４２５匹しかなかった。 地区別では、十勝－納沙布岬の「えりも以東」で前年同期比２９．７％の６４万９５４匹しかなく、「根室」も前年同期比の４５．０％、１８５万３６０８匹止まり。「オホーツク」も同７１．７％の７８８万７７７３匹、道南－日高の「えりも以西」も同７８．０％の１２４万６９１９匹だった。

石川県・能登半島沖約３００キロの海域に広がる好漁場「大和（やまと）堆（たい）」で、今夏の集中取り締まりによって姿を消していた違法操業船の目撃が再び相次いでいる。 ほとんどが北朝鮮船籍とみられ、これまでより大型の鋼船も増加。海上保安庁などが警戒を強めている。 日本の排他的経済水域（ＥＥＺ）内にある大和堆は、暖流と寒流が交わる豊かな漁場だ。昨年９月頃から、周辺海域で違法操業船が目立ち始め、今年７月には、水産庁の取締船が北朝鮮籍とみられる船から銃を向けられる事件も発生。海上保安庁が７月上旬～８月下旬、初の集中取り締まりを実施し、警告に従わない船の周囲に放水するなどして、延べ約８２０隻をＥＥＺ外へ強制退去させていた。 しかし秋口から、再び侵入が始まった。海保関係者によると、これまでは全長５～１０メートルの古い木造船が大半だったが、９月下旬以降は、全長４０メートルほどの鋼船も頻繁に現れ、多い日で１０

塩釜市魚市場の完成を記念した「開放まつり」が２９日開かれた。雨の中、一般客が大勢訪れ、水産加工物を味わったり、真新しい施設を見学したりした。 開幕式典で、佐藤昭市長は「５年半かかってようやく完成した。おいしい魚を全国に届けたい」とあいさつ。塩釜商工会議所や地元水産業の関係者と餅をまいて完成を祝った。 まつりに合わせ、塩釜市と防災協定を結ぶ愛知県碧南市の三河陶器協同組合が特産のこんろを５０個贈呈。会場で早速、使用された。開幕式典に出席した協同組合の遠山健一理事長は「海産物はこんろで焼くと一層おいしくなります」とＰＲした。 高品質のメバチマグロ「ひがしもの」を使った鉄火丼の販売コーナーや、魚市場の中央棟に開業した食堂には長い列ができた。 市魚市場は２５日に完成したばかり。関係者は「年一回は市民に開放する催しをしたい」と話す。

１年以上は継続 大蛇行の根本的な原因は解明されていないが、近年の研究で発生メカニズムが分かってきた。海洋研究開発機構の美山透主任研究員は「始まりは九州南方沖に出現する小蛇行だ」と指摘する。 まず黒潮の北側の冷水域に小さな渦が発生し、これに押され黒潮が小さく南へ蛇行する。やがて、対になる形で黒潮の南側にも渦が出現する。 この影響で黒潮は南へ引っ張られ、広がった冷水域を通って渦は東へ移動。伊豆諸島沿いにある海底山脈の伊豆海嶺にぶつかると、さらに成長して大蛇行を引き起こす。 大蛇行は伊豆諸島・八丈島の南側を通る場合は早く解消されるが、今回のように北側だと長引くことが多い。過去５回の継続期間はいずれも１年以上で、最長で４年８カ月続いたケースもある。 大蛇行の発生は水温や塩分濃度、海上の風速など変動しやすい多くの条件が複雑に関係している。スーパーコンピューターで分析しても、確度の高い予測は２カ月先ま