北方領土・歯舞群島の貝殻島周辺でロシアとの民間協定に基づき日本の漁船が行っているコンブ漁の最中、誤って海に転落した漁師がロシア国境警備に救助されていたことが、26日分かった。漁師にけがはなく、その場で漁船に引き渡された。
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東品川(品川区)にある品川浦周辺は、江戸時代「御菜肴(おさいさかな)八ケ浦」といわれる魚を江戸城へ納める漁村の一つだった。埋め立てで今は海と遠くなったが、かいわいには当時の名残があちこちにある。 京急線新馬場駅から徒歩十分ほどの路地裏にある寄木神社は「南品川猟師町」と呼ばれた浦の鎮守だ。当時は漁業を営む人にも、「猟」の字を当てた。境内入り口には「江戸漁業根元之碑」が立ち、神社創建の由来やノリ養殖で栄えた品川浦の歴史が刻まれる。
昨年10月に開場した豊洲市場(江東区)が初めての夏を迎えた。東京は立秋の8日も朝から気温30度を超えたが、同市場の水産仲卸売場は冷房が効き、働く人たちは「魚の鮮度が保てるし、魚だけでなく我々も楽になった」と喜ぶ。 天ぷらだねの魚を扱う仲卸業者「ナンバ水産」では、従業員がまだ動いているアナゴを涼しげに次々とさばいた。屋根しかなかった旧築地市場(中央区)で場内は外の気温と同じ。アナゴが温まらないよう、氷水をかけながら、さばかなければならなかったという。 難波昭信社長(58)は「築地は冷却設備から出る熱風もあって、外気よりも暑いくらい。ここでは温度管理をしっかりして魚をお客さんに提供できる。働くのも快適」と笑顔を見せた。稚アユなどを買った銀座の「手打ち蕎麦 成冨」店主の成冨雅明さん(62)は「涼しくなって、鮮度に安心感がある。築地は暑かったからね」と話した。
水産庁が、ニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の不透明な採捕の解消を目指し、取引履歴を確認できる仕組みの整備を検討することが九日分かった。密漁が横行しているとの疑念が広がっているのに対応する。ウナギの資源管理は乱獲などによる資源減少を背景に厳しい目が向けられており、強化に乗り出す。手始めに具体化に向け二〇一九年度に実態調査を実施する。 ウナギは通常、採捕された稚魚を養殖池に入れ、大きく育てた後出荷する。稚魚はつまようじほどの大きさで、夜の河川に入って網ですくうなどして捕まえる。稚魚の採捕者は全国で二万人以上に上り、一般の人が許可を得て副業として携わるケースも多い。 水産庁によると、一八年漁期の国内での採捕量は養殖池に入った量から八・九トンと算出されるのに対し、採捕許可を出した都府県への報告量は五・三トンだった。二つの差である三・六トン分については出所不明となっている。
築地市場(東京都中央区)から移転し、11日に開場した豊洲市場(江東区)で13日、一般客の見学が始まった。家族連れや外国人観光客などがガラス越しの見学者コースから新市場の様子を眺めた。市場内の飲食・物販店舗も利用可能になり、朝から順番待ちの列ができた。 築地では競り場の間近で見学できたが、豊洲は見学者コースが設けられ、ガラス越しに見ることになった。この日は競り終了後の午前10時に見学開始で、長蛇の列ができた。水産仲卸売場棟にあるコースでは、売り場の様子をのぞき込む家族連れや、通路に展示された運搬車「ターレ」に乗って記念撮影する外国人観光客の姿が見られた。
サザエなどを密漁したとして、横須賀海上保安部が漁業関連の法令違反の疑いで書類送検する事例が近年、急増している。自分たちで食べるために少量を採るケースがほとんどとみられるが、同保安部は「積み重なれば資源の減少につながりかねない」と警戒を強めている。(福田真悟) 同保安部の管轄範囲は横須賀、逗子、三浦の各市と葉山町の四市町など。二〇〇八~一五年の書類送検数は十八~百三十件で推移していたが、一六年に二百十五件と初めて二百件を突破。一七年はさらに増えて二百九十九件に上り、統計を取り始めた一九五〇年以降、最高を更新した。 容疑は、漁業権を侵害したとする漁業法違反と、特定の魚介類について採ってもよい大きさなどを定めた県の規則違反。昨年、違反者が持っていたとして押収した海産物はサザエの百六十五キロ(二千百九十六個)が最多で、海藻類八十一キロ、タコ十四キロ、アワビ四・八キロと続く。逮捕者はおらず、処分は不
絶滅危惧種ニホンウナギの稚魚シラスウナギが今期は極度の不漁で、国内外での漁獲量が前期の同じころと比べて1%程度と低迷していることが十三日、複数の関係者の話で分かった。 漁は四月ごろまで続くが、このまま推移すれば過去最低の漁獲量となりかねない。品薄で今夏のウナギがさらに値上がりするのは必至で、かば焼きは食卓からますます縁遠くなる。資源保護のため来年のワシントン条約締約国会議で国際取引の規制対象とするよう求める声も高まりそうだ。
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