タグ

ブックマーク / synodos.livedoor.biz (10)

  • SYNODOS Blog : ある「炎上」「ネットいじめ」に抱く、いやというほどの既視感 小山エミ

    2010/8/200:0 ある「炎上」「ネットいじめ」に抱く、いやというほどの既視感 小山エミ 2ちゃんねるやミクシィなど、ソーシャル系のインターネットサイトを震源とする、一般人のブログ「炎上」や、個人情報を悪用した嫌がらせなどが、問題として取り上げられるようになって久しい。 事件の概要はつぎのとおり。 被害者は、MySpaceやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトに自分の画像や動画などを掲載していた11歳の女の子。彼女があるバンドのミュージシャンと一緒に撮った写真を自分のプロフィールに掲載したところ、そのミュージシャンは過去に性犯罪での逮捕歴があり、11歳の女の子とも性的な関係があるのだろう、という憶測が、動画中継サイトStickamを使ったゴシップサイトに掲載された。 それをきっかけに彼女が自分のSNSページに掲載していたさまざまな画像――なかには、

  • SYNODOS JOURNAL : 安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること 児玉真美

    2012/9/2811:0 安楽死や自殺幇助が合法化された国々で起こっていること 児玉真美 アシュリー事件―メディカル・コントロールと新・優生思想の時代 著者:児玉 真美 販売元:生活書院 (2011-10) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 尊厳死法制化をめぐる議論で、尊厳死を推進しようとする人たちの中から「既に安楽死や自殺幇助を合法化した国では、なんらおぞましいことは起こっていない」という発言が出ることがある。私はそうした発言に遭遇するたびに、そこでつまづき、フリーズしたまま、その先の議論についていくことができなくなってしまう。 「おぞましいこと」は当に起こっていないか? それとも現実に何が起こっているかを、この人は知らないのか? しかし、これだけ尊厳死法制化に積極的に関わってきたこの人が、当に知らないということがあるだろうか? それとも現実に起こっていることを十分

    elephant09
    elephant09 2012/10/01
    今の日本の刑務所は半ば福祉施設の代替えとなっているが、福祉や公的医療制度の枠組みから外れる人が続出すれば「尊厳死」もまた福祉の代替えになっていくのだろうか。
  • SYNODOS JOURNAL : 緊急提言 いま、わたしたちに「死ぬ権利」は必要なのか? 川口有美子

    2012/8/99:0 緊急提言 いま、わたしたちに「死ぬ権利」は必要なのか? 川口有美子 2012年7月31日付けの「東京新聞」朝刊 http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012073102000091.html によると、超党派の国会議員がつくる「尊厳死法制化を考える議員連盟」(以下、議連)が、今国会への法案2案の上程を決めたそうですが、わたしは引きつづきこれらの法案の上程に反対します。 これまで、安楽死尊厳死法制化の波は2回(1979年日安楽死協会「末期医療の特別措置法」草案を正式発表、2005年与党による「尊厳死とホスピスを推進する与党議員懇話会」結成)ありましたが、三度目の上程の噂を聞いたのは昨年の秋ごろでした。これまでわたしは、尊厳死の法制化ではなく、たんに尊厳死の賛否で議論が沸騰し世論が混迷することを恐れて、過

  • SYNODOS JOURNAL : 【荻上チキインタビュー 第2回】ネットメディアと政治論議(1) 津田大介×荻上チキ

    2012/2/110:49 【荻上チキインタビュー 第2回】ネットメディアと政治論議(1) 津田大介×荻上チキ 昨年9月に有料メールマガジン『津田大介の「メディアの現場」』を始め、その収益をもとに、今年新たな「政治メディア」を立ち上げようとしているジャーナリストの津田大介さん(38)。政局報道中心の既存メディアに対し、政策をベースにしたネットならではの新しい情報発信のモデルを提示しようとしている。Twitterやニコニコ動画などの、ソーシャルメディアを通じて渦巻く有象無象の政治論議は果たして日を変えるのか。「ネットメディアと政治」の新たな可能性について、荻上チキと語った。(構成/宮崎直子・シノドス編集部) ■Twitterは「世論」を生み出すか? 荻上 新しいメディアを作るというのは、今、社会に存在している課題を解決するための一つの方策だと思います。現状に何も不満を抱いていないなら、メデ

    elephant09
    elephant09 2012/02/26
    「土地勘のある人を集める」。実際のところなかなか実現してないことだよな、これ。
  • SYNODOS JOURNAL : 命の重さを"印象論"で語ってはならない〜大野更紗氏インタビュー回答編〜

    2012/2/2212:7 命の重さを"印象論"で語ってはならない〜大野更紗氏インタビュー回答編〜 メディアの『受給者バッシング』に踊らされている可能性が高い ―今回は全体として、生活保護に関わるコメントを多くいただきました。社会保障の議論になると、なぜか生活保護、それも不正受給への批判が噴出しま すが、このこと自体がこの国の世論における「偏り」を物語っているような気がします。前回のインタビューでは、「現行の諸制度は利用者目線で設計されてい ない」、と大野さんにお話しいただきましたが、それに対して、「ろくに審査もされなかったら、生活保護みたいに不正支給が横行してしまう」という意見があ りました。 大野更紗氏(以下、大野氏):さまざまなご意見、投稿をしていただいて、ありがとうございました。 今回のインタビューの中では、「生活保護」という単語は一回も出てきていないのですが、はからずも「生活保護

  • SYNODOS JOURNAL : 漁業はそもそもどうあるべきか? 勝川俊雄

    2011/5/2221:36 漁業はそもそもどうあるべきか? 勝川俊雄 前回の記事では、旧態依然の補助金行政でインフラを再整備しても、被災地の水産業に明るい未来はないことを説明しました。では、漁業の復興はどうあるべきなのか? 漁業の復興には、最低でも5年は必要です。こういう難局だからこそ、漁業の構造的な問題を解消し、未来志向で、上向きな産業を育てて行かなくてはなりません。被災地の漁業を、より自立した、より生産的な産業として、新しく作らなければならないのです。 いまでも日が漁業先進国だという勘違いをしている日人は少なくありません。日が漁業先進国だったのは1970年代までの話であり、それ以降は世界の流れから完全に獲り残されています。旧態依然とした産業を、補助金等で延命しているにすぎません。ノルウェーをはじめとする漁業先進国は日進月歩ですから、日の漁業は、世界の最先端よりも40年遅れてい

    elephant09
    elephant09 2011/05/23
    「日本以外の国では、適切な漁業規制をして、乱獲を抑制するのは、公的機関の責任です。水産庁が公的機関の責務を放棄して、土木工事ばかりやっているから、日本の水産業は衰退するのです」。
  • SYNODOS JOURNAL : K-POPのビジネスモデルは今後どうなるのか? 清水剛

    2011/1/257:0 K-POPのビジネスモデルは今後どうなるのか? 清水剛 今回はこれまでとは少し方向を変えて、具体的なビジネスモデルの話をしてみたい。ただし、ここではトヨタやサムソン(三星)、あるいはハイアールのようなマッチョなビジネスモデルではなく、もっと身近なビジネスモデルに目を向けてみよう。最近話題のK-POPアイドルのビジネスモデルである。いま、ここでこの問題を取り上げるには訳がある。昨年は少女時代、KARAらK-POPの女性アイドルグループが大ブームとなり、新たな韓流を巻き起こしたとまでいわれていたが、そのブームを牽引してきたKARAがまさに今、所属事務所との対立で揺れているのだ。つい先日、5人のメンバーの内4人が、所属事務所との信頼関係が失われたとして専属契約解除を申し出(内1人はその後撤回)、その後事態は収束の兆しをみせているものの、なお先がみえない状況にある。 K-

    elephant09
    elephant09 2011/01/25
    浮き沈みの激しいアイドルを極限まで育成して薄給でこき使う今のK-POPビジネスの問題点。
  • SYNODOS JOURNAL : 攻撃心と願望の生み出す流言――青木真也選手へ中傷流言を受けて 荻上チキ

    2011/1/87:0 攻撃心と願望の生み出す流言――青木真也選手へ中傷流言を受けて 荻上チキ 大晦日の格闘技番組は、なぜか毎年のように「なにかをやらかす」ことが恒例になっているようで、年が開けた1月1日の朝には、昨夜開催された格闘イベントへの否定的なコメントや検証動画などを確認するというのがお約束になりつつある。 といっても、打撃を得意とする長島選手と関節を得意とする青木選手という、「総合ならではの組み合わせ」にワクワクするというよりかは、必然性の感じられないマッチメイクの「無理やり感」にいまいちノリ切れなかったというか、応援している選手のどちらかが壊れてしまいやしないかという不安の方が優っていたというのが正直なところだったが、とはいえ試合そのものを論評するのが目的ではないので省略しよう。 同試合は、1Rが打撃のみのキックルール、2R目が寝技有りの総合ルールで戦うというミックスルールで行

    elephant09
    elephant09 2011/01/08
    一歩間違えば死ぬかも知れないような目に遭った選手をデマを使って嘲笑するのは…。これじゃTBSが亀田特番でやる一方的な宣伝を笑えないわな。
  • SYNODOS JOURNAL : 「テロ戦争」化しつつある、反「セックス・トラフィッキング=性的人身売買」運動 小山エミ

    2010/12/167:0 「テロ戦争」化しつつある、反「セックス・トラフィッキング=性的人身売買」運動 小山エミ ◇「セックス・トラフィッキング」への関心の高まり◇ リュック・ベッソン製作・脚、リーアム・ニーソン主演の映画『96時間』(2008年、原題 Taken)は、製作上フランス映画ながら、米国人の多くが抱える不安とファンタジーを体現したアクション・スリラー作品だ。 はっきりとした勧善懲悪的なプロットに加え、海外旅行中の誘拐、そして人身売買という危機、そして圧倒的な暴力によって悪を蹴散らして突き進む正義のヒーローという、いかにもアメリカ的なテーマの数々は、娯楽映画としてはよくできている。しかし、この映画の世界観がフィクションにとどまらず、現実に展開されつつあることを知る人は、あまりいない。 米国では、ここ数年「セックス・トラフィッキング」への関心が高まっている。セックス・トラフィッ

    elephant09
    elephant09 2010/12/28
    更生とか社会状況の改善とかが完全に放棄され、下手人を片っ端から狩り捨てる方向に舵を切っているという点では、日本における厳罰化の動きとも通底している。残念ながらこれが今後の潮流になっていくんだろうな。
  • SYNODOS JOURNAL : 「消極的義務」の倫理 ――「トロッコ問題」の哲学者フィリパ・フットとその影響 小山エミ

    2010/10/197:0 「消極的義務」の倫理 ――「トロッコ問題」の哲学者フィリパ・フットとその影響 小山エミ ◇「トローリー(トロッコ)問題」という思考実験◇ 今月三日、イギリス出身の倫理哲学者フィリパ・ルース・フットが九〇歳で亡くなった。あるとき「女性の哲学者はどうして少ないのか」というシンポジウムに参加してみたら、発表者が全員男性哲学者だった、というような冗談みたいな男性優位社会でもある哲学界において、二十世紀中盤におけるアリストテレス的な徳倫理の復権に大きく貢献した哲学者の一人であり、前世紀を代表する女性哲学者の一人として記憶されることになるだろう。 「あなたは路面電車の運転手で、時速六〇マイル(約九六キロメートル)で疾走している。前方を見ると、五人の作業員が工具を手に線路上に立っている。電車を止めようとするのだが、できない。ブレーキがきかないのだ。頭が真っ白になる。五人の作業

    elephant09
    elephant09 2010/10/19
    この手のディレンマ問題って単なる合理的な計算と選択で終わりがちだけど、当事者の意図や文脈に着目することでディレンマをくぐり抜けようとする試みもある。
  • 1