NIKKEI Primeについて 朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。
![ランサムウエア、警察庁が暗号解除成功 支払い未然防止: 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/08ad8f648e1bafea953f7235c9e0db9e98e9b9e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZQO2818339028122022000000-1.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26fp-x%3D0.5%26fp-y%3D0.5%26fp-z%3D1%26crop%3Dfocalpoint%26s%3D502107cd3303e018e2b1428895a8b244)
指向性マイクや隠しカメラなどの監視装置は、普通の人にとってはスパイ映画に出てくる小道具ですが、現実の世界にも普通にあります。アパートの一室、高級ホテルの客室、オフィスの中やスポーツジムなどに仕掛けられていることがありますし、もしかすると自宅に仕掛けられているかもしれません。今回は、そうした監視装置を見つける方法を探っていくことにしましょう。 小さなスパイたち ミニサイズのカメラは、それほど高価ではありません(本記事執筆時点では約4,000円〜)。また、普通のWi-Fiに接続してクラウドなどにデータを送信する機能を持っています。ということは、誰でもスパイごっこができるということです。そんなことをする人の動機は何なのでしょうか? 例えば、賃貸アパートの大家が、盗難や器物破損に備えて設置する場合が考えられます。相手の行動を疑う配偶者や、どんな手を使ってでもライバルを蹴落としたい人にも、そうする理
「CEOに身代金を要求したい」 こんにちは、PSIRTマネージャのただただし(tdtds)です。この記事はfreee Developers Advent Calendar 2021 18日目です。 freeeにjoinしてから早くも14ヶ月がすぎました。freeeでは毎年10月に全社障害訓練をしていて、昨年は入社したてで右も左もわからないままAWS上の本番環境(のレプリカ)に侵入してDBをぶっ壊す役目をさせられたのも良い思い出です*1。 で、上の「CEOに身代金を要求したい」という物騒な相談は、今年の訓練計画の話です。話を持ち掛けてきたのはCIOの土佐。昨年は主要サービスが落ちて、開発チームが対応にあたる中、ビジネスサイドも顧客対応などで訓練参加しましたが、今年はさらに、経営サイドまで巻き込もうというゴール設定がされたわけですね。腕が鳴ります。 ゴールは「CEOに4BTCを要求する」 ゴー
2021年12月10日、Javaベースのログ出力ライブラリ「Apache Log4j」の2.x系バージョン(以降はLog4j2と記載)で確認された深刻な脆弱性を修正したバージョンが公開されました。セキュリティ関係組織では過去話題になったHeartbleedやShellshockと同レベルの脆弱性とも評価しています。ここでは関連する情報をまとめます。 1.何が起きたの? Javaベースのログ出力ライブラリLog4j2で深刻な脆弱性(CVE-2021-44228)を修正したバージョンが公開された。その後も修正が不完全であったことなどを理由に2件の脆弱性が修正された。 広く利用されているライブラリであるため影響を受ける対象が多く存在するとみられ、攻撃が容易であることから2014年のHeartbleed、Shellshock以来の危険性があるとみる向きもあり、The Apache Software
長い記事なので先に結論を書きます。 Spectre の登場で、ウェブサイトに必要とされるセキュリティ要件は増えました。具体的に必要な対策は下記の通りです。 すべてのリソースは Cross-Origin-Resource-Policy ヘッダーを使って cross-origin なドキュメントへの読み込みを制御する。 HTML ドキュメントには X-Frame-Options ヘッダーもしくは Content-Security-Policy (CSP) ヘッダーの frame-ancestors ディレクティブを追加して、cross-origin なページへの iframe による埋め込みを制御する。 HTML ドキュメントには Cross-Origin-Opener-Policy ヘッダーを追加して popup ウィンドウとして開かれた場合の cross-origin なページとのコミュニ
■ 緊急速報:マイナンバー法の「裏番号」禁止規定、内閣法制局でまたもや大どんでん返しか まえがき 個人番号(マイナンバー)を、法定された目的(税とか社会保障とか)以外で他人に対して提供を求めることが禁止されていることは、わりと広く知られており、みんな遵守してきたところだろう。だが、今、どう見ても目的外で提供を求めている(自社サービスの利用者登録の目的とされている)スマホアプリがあるということで、個人情報保護委員会の出方が問われているところ、宇賀説(宇賀克也『番号法の逐条解説』有斐閣)によれば合法ということになるのではないか?(おそらく弁護士らもそれを参考にしていたのでは?)という話が出ているのだが、これについて、番号法(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、平成25年法律第27号)の立案過程で、内閣法制局で二転三転していたことが判明したので、至急、速報的に、こ
ウクライナ東部の町ハリコフ。 集合住宅の狭い路地を武装した捜査員らが駆け入っていく。 1つの部屋のドアをバールでこじあけ、蹴破って突入する。 捜査員が目にしたのは、数十台はあると思われるコンピューターやハードディスク。 そして、大量の紙幣と金塊。 世界中で猛威を振るっていたコンピューターウイルス、エモテットのネットワークの拠点だった。 翌1月27日、ユーロポール=欧州刑事警察機構は、オランダとドイツ、フランス、リトアニア、カナダ、アメリカ、イギリス、ウクライナの8か国の治安当局などとの合同捜査で、エモテットを拡散させるネットワークの情報基盤に侵入して制圧、内部から停止させたと発表した。 作戦名は「Operation LadyBird」(テントウムシ作戦)。 エモテットを配信していた犯罪グループが「Mealybug(コナカイガラムシ)」と呼ばれていたことから、天敵であるテントウムシの名前がつ
NECサイバーセキュリティ戦略本部セキュリティ技術センターの日下部です。 エンジニアの方にとって、システムのネットワーク構成を設計する機会は多々あるかと思います。 ネットワーク構成を検討する際、機器の役割や設置場所によって異なるネットワークアドレスを付与するネットワーク分割を実施することになります。ネットワーク分割の方法はファイアウォールやルータといった装置での分割の他に、サーバやPCに二枚のNIC(Network Interface Card)を使用してネットワークを分割するいわゆる”NIC二枚挿し”という方法もあります。しかし、この方法はセキュリティ上推奨しないという考え方があります。 本記事では、セキュアな産業制御システム(ICS : Industrial Control System)を構築するためのガイドであるNIST SP800-82を参考にNIC二枚挿しによるネットワーク分割
※この投稿は米国時間 2021 年 5 月 7 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。 2021 年用に更新: この投稿には、Google のホワイトペーパー「パスワード管理のベスト プラクティス」のユーザー向けとシステム設計者向けの両方の最新情報を含む、更新されたベスト プラクティスが含まれています。 アカウント管理、認証、パスワード管理には十分な注意を払う必要があります。多くの場合、アカウント管理は開発者や製品マネージャーにとって最優先事項ではなく、盲点になりがちです。そのため、ユーザーが期待するデータ セキュリティやユーザー エクスペリエンスを提供できていないケースがよくあります。 幸い、Google Cloud には、ユーザー アカウント(ここでは、システムに対して認証を受けるすべてのユーザー、つまりお客様または内部ユーザー)の作成、安全な取り扱い、
2021年5月25日、富士通はプロジェクト情報共有ツール「ProjectWEB」を利用する一部のプロジェクトに対し不正アクセスがあり、ツール内で保管された情報が窃取されたことを発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 情報流出確認されシステム運用停止 不正アクセスが確認されたProjetWEBは社内外の関係者(同社グループ会社、顧客、業務委託先等)とインターネット上で情報共有するサービス。ライブラリ、予定表、Todo管理、ドキュメント管理等の機能で構成される。富士通のデータセンターで稼働。利用実績は公表されていないが、数千プロジェクトで利用と報じられている。(平成21年時点で3000か所で利用)*1 富士通が不正アクセスとみられる痕跡を確認したのは5月6日。調査の結果、流出事実が確認されたことから25日にシステム運用を停止している。富士通社内への不正アクセスは確認されていない。*2
OSSに関するセキュリティ・ツールの使い方・脆弱性等を紹介しています。 SELinux/Capability/AntiVirus/SCAP/SIEM/Threat Intelligence等。 OSS脆弱性ブログ01/27/2021にsudoの脆弱性情報(Important: CVE-2021-3156 : Baron Samedit)が公開されています。どのローカルユーザでもパスワード認証を経ずに特権昇格が出来るため、一度ローカルユーザのターミナルを開くことが出来れば権限昇格できてしまうという強烈なものです。今回はこちらの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。 【01/27/2021 10:30更新】Amazon Linuxのリンク(ALSA-2021-1478)も加えました。また、詳細情報を追記しました。 【01/27/2021 14:30更新】O
(2021.1.26 追記) 本稿の続きを書きました。 時系列で見る:WordPressを運用中のサーバが丸ごとPHPマルウェアに感染する流れ https://qiita.com/Ayutanalects/items/e7919afadc7d8394820f 制作会社から「自社で管理中のサイトがおかしい」との連絡を受けて、 中をのぞいたら、PHP製の複数種類のマルウェアに感染していたので対応をメモ。 以下の内容は、あくまでも自分の対応時のものです。 攻撃者がスクリプトを変更すれば同じ方法では検出できなくなるのでご注意ください。 初期状態 症状 自社管理中のWordPressサイトにアクセスすると、全く知らないサイトにリダイレクトされる 今回は allc〇〇ling.shop というEC風サイト。Kasperskyを使っていると、「警察機関指定の危険サイト」の警告あり https://sup
セールスフォース・ドットコムは、お客様のデータのセキュリティがお客様のビジネスに不可欠であることを理解しており、データの保護には細心の注意を払っています。 当社では、アクセス制御の権限設定について、認証されていないユーザ(以下「ゲストユーザ」)に対して意図した以上の情報にアクセスを許可してしまう可能性があることに懸念を持たれているお客様がいらっしゃることを認識しております。この潜在的な問題は、コミュニティ、Salesforce サイト(旧 Force.com サイト)、および Site.comのサイト上に構築する公開サイト機能をご利用のお客様にのみ発生する事象です。 これは、Salesforce プラットフォーム固有の脆弱性に起因するものではなく、お客様のアクセス制御の権限設定が適切に行われていない場合に発生する可能性があります。 すでにコミュニティならびにサイトをご利用のすべてのお客様に
ニュースサイト・CyberNewsのセキュリティ研究者であるMantas Sasnauskas氏と研究者のJames Clee氏・Roni Carta氏の共同研究により、中国製の安価なルーターに不審なバックドアが存在していることがわかりました。 Walmart-exclusive router and others sold on Amazon & eBay contain hidden backdoors to control devices | CyberNews https://cybernews.com/security/walmart-exclusive-routers-others-made-in-china-contain-backdoors-to-control-devices/ バックドアの存在が指摘されているのは、ウォルマートが独占販売している「Jetstream」ブラ
Pay騒動後、人々のセキュリティ意識が高まっているのを感じます。2段階と2要素の違いはテストに出るよ!
TLS 1.3は現在策定中ですが、 前方秘匿性 の問題から RSAのみ を用いた鍵委共有が禁止になる見込みです。(詳細は後述します) HTTPSとは 次に、HTTPSです。 HTTPS - Wikipedia HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)は、HTTPによる通信を安全に(セキュアに)行うためのプロトコルおよびURIスキームである。 厳密に言えば、HTTPS自体はプロトコルではなく、SSL/TLSプロトコルによって提供される セキュアな接続の上でHTTP通信を行うこと をHTTPSと呼んでいる。 とのことです。 HTTPの説明を割愛するとすれば、「SSL/TLSでセキュアにHTTPをやる」というだけの説明で済んでしまいます。 最近では個人情報等の観点から全てのサイトをHTTPSにするような動きが見られますが、元々HTTPSが使われやすかった
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