仙台市有数の芋煮会スポット、牛越橋(青葉区)そばの広瀬川河川敷で、場所取り競争が激化している。週末ともなると、若者グループが徹夜で陣取り。水場やトイレがあり、自転車で集まりやすいというのが人気の理由だが、深夜にたき火による火事騒ぎが起きるなど、周辺住民からは苦情も出始めた。 金曜日の17日午後9時。普段は真っ暗な牛越橋そばの河川敷のあちこちで、たき火や懐中電灯の光が明滅する。光の主は芋煮会の場所取り要員。若者たちのグループ約30組、100人以上がブルーシートを敷き詰め、毛布にくるまったり、たき火で暖を取ったりして寒さをしのいでいた。 東北大2年の高野泰志さん(20)は、18日にサークルの芋煮会を開くため、前日の午後5時から10人ほどで陣取った。 「来たころには、もうかなり埋まっていた。当日だと、とても場所を確保できない」と陣取り合戦の激しさを説明する。 牛越橋周辺は仙台市屈指の芋煮