セーフティーネット・クライシス - 子どもの貧困は社会の損失、子育ては「自己責任」ではない | すくらむ 「セーフティーネット・クライシスVol.3 しのびよる貧困 子どもを救えるか」(NHKスペシャル、10月4日放送)での関西学院大学教授・神野直彦さんと、反貧困ネットワーク事務局長・湯浅誠さんの発言が興味深かったので、番組の概要とともにお二人の発言要旨を紹介します。(byノックオン) 番組ではVTRで、日本社会に深く根付いてしまった貧困が、いま子どもたちに深刻な危機をもたらしていることを告発していきます。 いま全国の小中学校で異変が起きています。朝から保健室に駆け込む子どもたちが増えているのです。高熱があるにもかかわらず登校してきた子ども、家で食事がとれずに空腹を訴える子どもらが次々と保健室にやってきます。親の収入が減り、病院につれていく余裕がない家庭や、子どもに十分な食事も与えることが