9月14日、千葉県松戸市で人に噛み付いた犬に対して警察官3人が13発発砲したという事件があった。 この事件で思い出したニューヨーク市警(NYPD)の統計を出してみる。 NYPDの統計については2008年にニューヨーク市警の命中率から - 火薬と鋼として紹介したように詳細な記録が公開されている。今回の事件報道で動物、特に犬に対する発砲の統計があったのを思い出したのだ。アメリカでは犬が人を襲う事件が多く、NYPDのように犬を含む動物への発砲の統計を出している警察もある。NYPDの統計を至極単純にまとめると警察官の犬に対する発砲の命中率は人間相手の場合より高く、ほとんどの場合一つの事件につき1〜2回の発砲で終わっている。 もちろん銃も違えば状況もそれぞれ違うわけで、この統計から今回の発砲の数が妥当かどうか主張したいわけではない。そういう検証は統計との比較よりは個別の状況で見るほかない。 なお、ニ
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