桃山堂株式会社さんより『黒田官兵衛目薬伝説』なる書籍をご献本いただきました。 NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』でも、若かりし頃の岡田准一君が祖父の竜雷太さんから「黒田の家は目薬から財を成していったのじゃよ」と説明されておりましたが、このエピソード、史実では疑問符を付けられております。 果たして真実はいかなるものなのか。 本書の担当編集者(桃山堂)さんで、九人の執筆陣のひとりでもある蒲池明弘さんから、書籍のあらすじをご紹介していただきましたので、早速、ご報告いたしましょう。 調べてみたら興味深い話が芋づる式にNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で、黒田家の目薬商いはすっかり有名になりました。 これが歴史上の事実かどうかについて、学術的な研究者のあいだでは否定的な見解が多いようです。 岡田准一さん演じる官兵衛は、歩行不自由の足なえの武将ですが、こちらについても史料の裏付けはなく、史実ではないのでは?と
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