東日本大震災後の図書館等をめぐる状況(2013/4/24現在) 東日本大震災後の図書館等をめぐる状況について,本誌での既報に続き,2013年3月中旬から4月中旬にかけての主な情報をまとめた(E1403ほか参照)。 ●被災地の復興 津波で壊滅的被害を受けた岩手県陸前高田市にある高田高等学校図書室の被災資料の救済作業が,盛岡大学の図書館司書・学芸員課程の学生などの手により3月18日に始まった。 震災発生以後,東京文化財研究所に事務局をおいて全国的な救済活動を行ってきた東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会が,3月31日で解散した。今後の資料修復作業等は各参加機関で行われる。 岩手県立図書館のコンシェルジュサービス(本の案内)用のデスクとして,被災地の木材を活用したデスクが4月1日に導入された。 4月2日,福島県立図書館が,2013年度(平成25年度)から2017年度(平成29年度)までの「
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