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ブックマーク / macska.hatenadiary.org (14)

  • インセンティヴを適正に設計すれば、人はなんでもできるか - *minx* [macska dot org in exile]

    『その数学が戦略を決める』著者イアン・エアーズらが手がける StickK.com のベータテストがはじまった様子。ローレンス・レッシグらがはじめたクリエイティブコモンズが自分の作った著作物を他の人が再利用しやすいようにするサービスだとすると、StickK.com は減量や禁煙・断酒など自分で決めた制約を守れるようなインセンティヴをデザインできるサービス。 ユーザはまず目標を設定して、その目標を達成できなかった場合のペナルティを決める。例えば「アイスクリームをべるのは週に1度まで、ペナルティは100ドル」と決めた場合、審判となる人を決めたうえで100ドルを StickK.com に一端預ける。もし人もしくは審判が「目標を達成できなかった」(アイスクリームを2度以上べてしまった)と報告したら、そのお金はあらかじめ決められた相手に送られてしまう。つまり、2度目のアイスクリームをべる前に「

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  • 「集団分極化」と「サイバーカスケード」 - *minx* [macska dot org in exile]

    家にサンスティーンの『Republic.com 2.0』に批判的な感想を書いたあとで、そういえばサンスティーンが日ではどういう扱いをされているのかなぁと思ってちょっと見たところ、疑問に感じたこと。『Republic.com』(『インターネットは民主主義の敵か?』)の中心的なコンセプトとなっている「集団分極化」「サイバーカスケード」という言葉の理解がなんだかおかしい。 例えば、これ。 サイバーカスケード (cyber cascade) は、インターネット上における現象のこと。集団分極化 (group polarization) ともいう。アメリカの憲法学者キャス・サンスティーンが提唱した。 Wikipedia: サイバーカスケード この記事、ised@glocom (情報社会の倫理と設計についての学際的研究) のキーワード集にある記述と酷似しているのだけれど、どちらが元でどちらがコピーな

    「集団分極化」と「サイバーカスケード」 - *minx* [macska dot org in exile]
  • あるのはカムアウトをしない「不自由」と、カムアウトをする「不自由」だけ。 - *minx* [macska dot org in exile]

    前エントリ「カムアウトをしない『自由』はない。クロゼットは『権利』ではない。」の注記。しっかり読んでる人は別に必要ないと思うけど、しっかり読んでいない人がこんなコメント書いてるからね。 いい加減にしなさいよ 2009/08/25 03:20 丸出しカムアウトの馬鹿が叫んでるわね 他人にまでカミングアウト原理主義を押し付けないでよ それに、だいたいクローゼットって馬鹿にしてるわね! たんに、公表したいと思わないだけよ ムヤミヤタラニカミングアウトする馬鹿の巻き添えになりたくないのよ。 社会不適合者のゲイリブやカミングアウト信者とは距離を置きたいの たんなる世間知らずの丸出し歩くカミングアウトのくせしてさ いやぁ馬鹿が叫んでいるなぁと思うわけだけど、もしかしたらこの人は「カムアウトしない『自由』はない」というタイトルを読んで、文字通り「カムアウトしないという選択は認めない、許さない」という意味

    あるのはカムアウトをしない「不自由」と、カムアウトをする「不自由」だけ。 - *minx* [macska dot org in exile]
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2009/09/20
    「在特会という非常に分かりやすいバカみたいな敵が登場してくれて、サヨクのみなさんよかったですねー、くらいしか思えない」 団結という点ではわかりやすいバカな敵はありがたいけれど、他の点では一概にそうも
  • カムアウトをしない「自由」はない。クロゼットは「権利」ではない。 - *minx* [macska dot org in exile]

    イチカワユウさんの、「カムアウトするかしないかは個人の自由である」というエントリにコメント。 アメリカのアクティビストたちは、カムアウトしろしろというけど、そりゃあんたがアメリカにいるから出来るわけであって、日では当に特殊な人…学者とか学者とかゲイ雑誌の編集者とかゲイバーの経営者とか美容師とかアーティストとかフリーランスとか外資系じゃないとなかなかカムアウトしてアクティビストになるのは難しいんだよ…!と叫びたかった。もちろん、日でもごく普通の社会人や学生でカムアウトしている人はいる。でも、それはまだ少数であり、やはりまだカムアウトして常にオープンなゲイとして生きることは難しいのは事実だと思う。 ですから、人はいつ、誰に、どうやってカムアウトするかを自分で決めるべきですし、誰からもカムアウトを強制されるべきではありません。カムアウトしても、養ってくれるゲイリブ団体があるわけでもなし。人

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  • どうでもいい米国憲法学トリビア - *minx* [macska dot org in exile]

    「押して、押して、押し倒されろ!」のゆうさんが、首都ワシントンDCにおいて同性婚を禁止するために米国下院で提出された法案について紹介している。 提出されたのは、「婚姻を男女間のものに限る」という法案であり、基的に同性婚を禁止するもの。 (...) ところが、最近各州で同性婚を認める州が増え、ワシントンDC地区も、協議会にて他の地域で認められた同性婚を認めるという方針を決めた。(...) ところが、議会による今回の法案提出はこのワシントンDC地区協議会の決定を覆し、同性婚容認への流れを阻止しようとするもの。 ワシントンDCは、同性婚を禁止するのか!? ワシントンDCは州ではなく連邦直轄の特別区なので、州よりも権限が小さく、連邦議会の干渉を強く受ける。そのため、地元の協議会が同性婚を容認しようとしても、連邦議会がそれを禁止してしまえば何もできない。このような弱い立場にDCの住民が置かれている

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    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2009/05/25
    この時期に更新きたのでEquality Nowネタかと思ったら違った / アメリカで同性婚が認められるのは明白な運命で時間の問題、と
  • ダーウィンが『種の起原』において性選択を「こじつけ」と書いた、という誤読について - *minx* [macska dot org in exile]

    その存在について公の場で書くと偉い先生方に怒られるという某秘密主義メーリングリストで、チャールズ・ダーウィンを特集した『現代思想』4月臨時増刊号について紹介するポストがあった。その内容も投稿者の名前も当然公の場で書くわけにはいかないのだけれど、なんでもその号には斎藤光さん(米文学者じゃなくて、性科学者科学史家の方だと思う)の「ダーウィンにおける性選択 (sexual selection) の問題」という記事があって、その中で興味深い指摘があるという話。 その指摘というのは、ダーウィン自身が『種の起原』において、「メスを魅了するための美の誇示による性選択の効果は、むしろこじつけの意味で有用といいうるにすぎない」と書いていた、というもの。性選択の理論といえば、もちろん自然淘汰とならんでダーウィンの代表的な理論の一つだけれど、それがこじつけであるとダーウィン自身が認めていた、というのが当なら、

    ダーウィンが『種の起原』において性選択を「こじつけ」と書いた、という誤読について - *minx* [macska dot org in exile]
  • 米議会でトランスジェンダーの人に対する雇用差別についての史上初の公聴会 - *minx* [macska dot org in exile]

    今日、米国連邦下院の教育労働委員会において史上初となる「トランスジェンダーを含む雇用差別禁止法案」についての公聴会が行なわれた。証人として、差別禁止法案に賛成の立場から民主党推薦の5人が、反対もしくは懐疑的な立場から共和党推薦の2人が出席し、証言した。公聴会は同委員会のサイトでウェブキャストされたので見ることができた。 賛成側の証人で興味深かったのは、退役軍人の Diane Schroer とスペースシャトル計画のエンジニアだった Sabrina Marcus Taraboletti だった。Schroer は男性として陸軍を退役し、その経験を買われて議会図書館への再就職を決めたのだが、採用を通知されたあとに人事担当者に自分がトランスジェンダーであることを明かし、女性として勤務したいと伝えたが、翌日「信頼性に問題が生じた」として採用を取り消された。一方 Taraboletti は20年間に

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  • 「新しい無神論者」エントリのブクマコメントに一斉お応え(3) - *minx* [macska dot org in exile]

    まだブックマークが増え続けているので、まだやります。 しかし、こんなに大勢の人がわたしの書いたものを見にきてくれたのは史上初。ブックマーカーじゃない人も含めて、ありがとうございます。 2008年04月26日 polynity 宗教, 無神論, 無宗教 宗教を否定するのでも無批判に受容するのでもなくて、純粋に何らかの目的のための手段だと考えて望ましい宗教を設計する、というのが合理的な選択だと思うのだが。http://www.monotheism.jp/sutra/religion.htm 『サイファ』とか… スピシン主義もあったね。(と、常連以外には意味不明のことを書いてみる。) 2008年04月26日 nofrills USA, religion, war on terror, fundamentalist, tolerance, language, 言語 USのfundamental a

    「新しい無神論者」エントリのブクマコメントに一斉お応え(3) - *minx* [macska dot org in exile]
  • 「新しい無神論者」エントリのブクマコメントに一斉お応え(2) - *minx* [macska dot org in exile]

    以下は、前エントリ発表後に付いた(あるいは気付いた)ブクマコメントへのお応え。 2008年04月25日 invictus 宗教 米国内の新しい無神論の話なので、ドーキンスの主張自体は筋では無いと思うけど、ドーキンスにいつく人多杉。といいつつドーキンスの反応が見たいなぁhttp://richarddawkins.net/article,2359,I-dont-believe-in-atheists,Salon 筋でないにも関わらずそこばかりいつかれてしまったのは、ドーキンスを含めた「新しい無神論者」の主張がみな同じであるとわたしが主張しているような印象を与えてしまった点が原因でしょうか。それが間違った印象であることは、わたし自身もその「新しい無神論者」に含まれることを考えてもらえれば納得していただけるのではないかと思いますが、説明不十分だった点は反省しておこう。 まあ、ハリスやヒッチ

    「新しい無神論者」エントリのブクマコメントに一斉お応え(2) - *minx* [macska dot org in exile]
  • 「新しい無神論者」エントリのブクマコメントに一斉お応え - *minx* [macska dot org in exile]

    家ブログのエントリ「米国を席巻する『新しい無神論者』の非寛容と、ほんの少しの希望」がわたしの記事にしては珍しく大量にブックマークされている。過去もっともブックマークが多かったのが「娘に『セックスやめないと自殺する』と言われた母親」というくだらないネタだったことを考えれば良い傾向か。 このエントリはもともと有料メールマガジン「α-Synodos」の創刊第一号に掲載させてもらった記事の再掲なので、もし誰にも見向きもされないようなことがあれば、まだ評判が確立されていないメルマガ(および編集長の荻上チキさん)に迷惑をかけてしまうのではないかと心配していた。ブックマークの内容には賛否両論あるとはいえ、少なくともこれだけ関心を持ってもらえたということは、メルマガの宣伝にもなったのではないかと思う。 前置きはともかく、以下はブックマークコメントに再コメント。 2008年04月25日 optical_f

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  • 小谷野敦さんによる卑怯な顕名批判 コメント欄 - *minx* [macska dot org in exile]

    わたしの友人でもあるブロガー・荻上チキさんの実名を小谷野敦さんがブログで暴露した。というか実名そのものを暴露したわけではないけれども、少し調べものの上手な人が調べればすぐに分かる程度のヒントを書いた結果、すぐに匿名掲示板や他のブログで実名が書かれる事態になった。 九月にここで、ちくま新書が出たら荻上チキの実名を明かす、と書いたら、ほどなくチキから、やめてほしいという懇願メールが来た。会社で仕事をしているので、顧客などに知れるとまずい、というのだ。 (中略) しかし、それから三ヶ月たって、やはり、東大の院修了という身分を明かし、なおかつ変名というのは、卑怯だという念が消えない。それでチキにまたメールして訊ねたが、やはり困るという。そして私が実名を明かしたらそれは卑怯だという。私はそうは思わない。 そこで、ちょっとだけ明かすことにする。指導教員は「天皇在位十周年」の人である。姓は「お」で始まり

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    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2007/12/22
    コメント欄が白熱
  • きっこの読者って結構アレでは。 - *minx* [macska dot org in exile]

    わたしがデザインした「産む機械シャツ」が米国のサイト CafePress.com を通して販売されていることに絡んで、大手「きっこのブログ」が以下のようなネタを投下。 カメムシ大臣の「女性は産む機械」というトンデモ発言に対して、ニポンでは、アベシンゾーが死に物狂いで擁護して、何とか沈静化させましたが、海外では、「東洋の端には、大臣が公の場で時代錯誤の女性蔑視をしているJAPANという野蛮人の国があるそうだ」といって、大騒ぎになっています。 そして、こんなTシャツまでが作られ、東洋の野蛮人の国、ニポンをバカにするために、多くの人が着ているそうです。 ところが、このネタにガチ反応を見せるきっこ読者が続出。 「きっこの日記」で知ったのだが、柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」といったとんでもない発言に海外まで大騒ぎしているようです。 こんなTシャツまで作っています。完全に馬鹿にされてますね。 S

    きっこの読者って結構アレでは。 - *minx* [macska dot org in exile]
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2007/02/10
    きっこのブログの伝説がまた1ページ…
  • 受精卵選別によって『異常』を選ぶ親たち - *minx* [macska dot org in exile]

    やや古い記事になるけれど、HealthLawProf Blog 経由で The New York Times 紙の「 Wanting Babies Like Themselves, Some Parents Choose Genetic Defects」(12/05/2006) を読む。ろうや極度の低身長など、一般には「障害」「異常」とされる症状を持つ親が、生殖医療技術を使って意図的に同じ症状を持つ子どもを選択的に産むケースが少数ながらあるという話。 ここでいう生殖医療技術というのは着床前遺伝子診断 preimplantation genetic diagnosis のことで、受精卵が子宮に着床する前に染色体や遺伝子の以上の有無を調べるもの。中絶と違い、妊娠する前に全ては行なわれる。これは染色体異常のために妊娠の維持が難しい受精卵をあらかじめ判定するためにも使われるが、ダウン症などの「異常

    受精卵選別によって『異常』を選ぶ親たち - *minx* [macska dot org in exile]
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    enemyoffreedom 2007/01/06
    命の選別は母体の自己決定権に属するや否や、というとすでに答えは出ているような。一部不快に思う人がいても認めるしかないのでは / つーか「障害児を生むな」みたいな圧力のほうが不当でキモいのでは
  • これを単なる「煽り」としか読めないならどーしようもないですが - *minx* [macska dot org in exile]

    Masao さんがまた何か書いてます。議論は全然進んでいないのでここは手短に。 しかし失礼ながら、どの記事も僕の「文脈」「意図」が汲み取られていないものになっていると感じました。 こちらは Masao さんの「意図」なんて問題にしてないわけで。作者の意図を読み取ることが「読書」だと教える国語教育の弊害というやつですか? 自分の「意図」がそんなに相手にとって大切だと思い込める発想って、どこからくるんだろうか。 それを理解してもらうには、僕があの思考に至った過程を、過去の体験とからめて順を追って話していくのが一番だと思いました おそらく陳腐なことが書かれているのだろうなぁと想像つくし、興味ないので飛ばそうかとおもいましたが、つい目に入ってしまいました(笑) やっぱり陳腐でした。まぁブログに個人の陳腐な話を書いてもいいけど、それが議論の何か重要な要素になるという妄想からして、やはり自意識過剰はと

    これを単なる「煽り」としか読めないならどーしようもないですが - *minx* [macska dot org in exile]
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2006/07/23
    「おそらく陳腐なことが書かれているのだろうなぁと想像つくし、興味ないので飛ばそうかとおもいましたが、つい目に入ってしまいました(笑)」 この人が本当にバックラッシュを止めたいのかわからなくなってきた
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