(注2)基本的なスピンの技は3種類ある。1つは、まっすぐ直立したアップライト系スピンで、片足を軸に、上体を反らした状態で回る「レイバックスピン」や両手あるいは片手でフリーレッグ(軸足でない足)のブレードを持ち、背後から頭上に持ち上げた形の「ビールマンスピン」がそれに当たる。2つ目は、しゃがんだ状態のシット系スピンで、基本形の「シットスピン」は片足で"しゃがんだ姿勢"で回るスピンのこと。フリーレッグをまっすぐ前に伸ばした前傾姿勢になる。そして3つ目は、上体と片足を氷と平行の位置に保ち、T字型になって回るキャメル系スピン。この基本形である「キャメルスピン」を変形したのが「ドーナツスピン」で、フリーレッグを後ろから頭につけ、ドーナツのようなリング状にした身体を水平にする。このように、基本形にバリエーションを加えることによって様々な名前がつく。 例えば、エレメンツ(技)の一つとして成立するステップ