『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が2014年3月で終了してから約半年、タモリロスの人々に朗報だったのが、『ヨルタモリ』(フジテレビ系)のスタートだった。初回視聴率は6.6%。深夜とはいえ、タモリのフジテレビ復帰番組としては決して手放しで成功と言える数字ではなかった。しかし、その後は上戸彩出演回の10.0%、マツコ・デラックス出演回の11.4%や堤真一出演回の10.5%など、10%を超える回もあり、おおむね好調。そのどこか懐かしい安定感と安心感、くだらなさのなかにもときおりチクっと刺さる社会性も有したタモリネタが往年のテレビファンの支持を受けつつ、番組内のコントで議題に上げたネタがネットで大真面目な議論になるなど、不思議な存在感を放っている。 『ブラタモリ』も復活 なぜ視聴者は「タモリ」を求めるのか? ◆タモリ看板番組からバランスよく“いいとこどり” そのジワジワくる人気の秘密とはなん