◇都市部で競争激化、店舗戦略の練り直しが迫られる ローソンは29日、小型スーパーの「ローソンマート」(39店舗)事業から撤退することを明らかにした。昨年2月に1号店が開店したばかりだった。100円商品中心のコンビニエンスストア「ローソンストア100」(1117店)も2割超にあたる約260店舗を閉店する。低価格商品を充実させたスーパー各社の小型店が都市部で出店攻勢を続けており、競争激化の中、ローソンは店舗戦略の練り直しを迫られた格好だ。 2015年度末までに閉店する計約300店舗のうち約100店舗については、通常のコンビニや医薬品販売の併設型店舗、健康・自然志向の商品をそろえた「ナチュラルローソン」に転換する。 生鮮品の品ぞろえを強化したローソンマートは、昨年2月に横浜市内に1号店がオープンしたばかり。住宅地などに3年間で全国に500店を展開させる計画だった。競合するスーパーに比べ商品