ニューズウィーク誌に建設的議論がないと言われた脱原発運動 - 農と島のありんくりん

昨日からの続きです。 「ニューズウィーク」誌（２月１１日）のインタビューで、小出裕章氏はかつての「反原発運動」を簡単に振り返ってこう述べています。 「小出は長年、愛媛県の伊方原発の反対運動に参加していた。チェルノブイリ事故以降、そこにも『恐怖に駆られた』人々が押しかけたが、最後は古くからの活動家と軋轢を起こし、しばらくするといなくなった」（同） 私も小出氏と同時期に、この光景を見ています。氏とは面識こそありませんでしたが、誠実な科学者として長年尊敬していました。 氏の福島事故時の発言は許しがたいものですが、その反面、福島農業への優しい心配りをした数少ない脱原発運動家だったことも事実です。 彼の「私は福島の野菜を食べる」というひと言は、「東北の野菜を食べたら死にます」とテレビでニヤニヤしながら言い放った武田邦彦氏と同次元で扱うわけにはいきません。 このように書くとお分かりになると思いますが、

[STARFLEET]

東日本大震災後の反原発運動は、動機として第二次世界大戦敗戦後の軍隊否定と類似の拒否感に近いものだと思う。あと正体不明のケガレとしてだろうな。

[You-me]

反対派がこうもメタメタだから賛成派は襟を正さなくていいわけじゃないんだけどね。

[rain-tree]

凄く同感。見えてる風景が同じ。でも、つまり長く関与してた人たちでもそういう人は余り多くないんだな。 "脱原発の行程が極めて長いもの"なのに、あの事故があってもこの体たらくなのだから本当に先行きが

[tmtms]

"脱原発運動と称するものは、単に都市住民だけが安全ならばいいというエゴイスティックな心情が肥大化しただけのもの"

[uturi]

極論がどんどん先鋭化して、ついていけない人が消えて行き、結果的に何も解決せずにわめくだけ……という流れはもはや止められなさそう。

[nakakzs]

まあねえ。なんというか極論と極論がぶつかり合っていて、その間の妥協点を探ろうとすると、異端扱いされて、相手より責められるという感じか。政治思想問題でもよくあるけど。

[kenjou]

これまでエネルギーについて真剣に考えていた人でないとまともな議論は提示できないでしょうね。誰かしらその方面でリーダーが出てこないと不毛な係争が続きそう…。