国家の品格〜伝統文化を未来につなぐために「文楽・曽根崎心中」を見え終えて | 古今東西 商売繁盛の素 Business Lab.（ビジネスラボ）

先日（2012年7月24日）、大阪・国立文化劇場で文楽「曽根崎心中」を鑑賞してきました。 文楽は何度も見ているのですが、十八番中の十八番である「曽根崎心中」は初めて。人形の美しさをさることながら、人形遣いの手にかかると、本当に艶やかで繊細な、日舞の名取りのような生まれ変わる様は息をのみますね。それに義太夫の心に響く謡とのコラボレーションに、心に染みる時間となりました。 文楽の話になるといつも連想するのは橋下市長。ユネスコの世界無形文化遺産、人間国宝 ＝ 日本、大阪が生んだ世界に冠たる人形浄瑠璃「文楽」の補助金を打ち切ると言う話です。先日など、高齢の「7世・竹本住大夫」さんを呼びつけ、公開の席で補助金の必要性を説明しなければ、補助金を凍結すると申し渡し、とうとう、「7世・竹本住大夫」さんが心労で倒れてしまいました。 断片的に橋下氏を非難するわけではありませんが、 ●「行政・財界の人は、オー

[o9875]

「世界的に文化は赤字事業が多い」「パリからオペラ座は消えて、バレエもオペラも鑑賞できない・・・ということになれば、パリを訪れる人は減り、観光収入は減り、文化・芸術都市としてのブランドは失墜する」