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ヴィンランド・サガ13巻 理想郷建設の夢 : 360度の方針転換
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ヴィンランド・サガ13巻 理想郷建設の夢 : 360度の方針転換
理想郷は最初から、世界のどこかに存在していて、そこまで旅していく場所であることが多い。しかし、ト... 理想郷は最初から、世界のどこかに存在していて、そこまで旅していく場所であることが多い。しかし、トルフィン(とエイナル)が夢見ているのは行くだけではなく建設することだ。土地は確かに存在するのだから、後は能力の問題だな。まぁ、アイスランドやグリーンランドに来た先祖たちも似たようなことを考えていた予感が……トルフィンの両親はアイスランド出身者じゃないから、先祖でもないか。 彼らの姿勢は何らかの形で残って現代のアメリカ人に受け継がれることになりそうだ。火星年代記 (ハヤカワ文庫SF)を書く人間が出てくる土地だもの。 しかし、現実をみると“失われたヴィンランド”への道のりは遠い……我々は少しは前進できているのかな。最悪でも後退だけはしたくないものだ。 アルネイズの死は、一巻であったスラブ人奴隷の死に重なる部分が多かった。トルフィンもついに父親と同じ心境に達したのか? しかし、いまだに妻も子供もいない