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オペラの演出家 : クラシックおっかけ日記
オペラの新制作においては音楽の責任者が指揮者で、視覚面の責任者が演出家だ。でも演出家は人物として... オペラの新制作においては音楽の責任者が指揮者で、視覚面の責任者が演出家だ。でも演出家は人物としてはどうなんだろう。 舞台の演出を生業にしている人はほぼ例外なくクリエイティブ。イマジネーションが無ければ演出なんてできない。ただ仕事となるとそれが逆に問題になることもある。クリエイティブな人はどんどんアイディアが出てくるのでいろいろ試してみたい。つまり気が変わりやすい傾向がある。リハーサルでもアイディアを思いつく度に変更すると、それに付き合わされる方は大変だ。それにオペラのリハーサルは全ての人が参加しているわけではない。出番のない人は来ないがその人に変更が伝わらないと、通し練習をしたときに混乱する。キャスト同志が言い合っている原因は、演出家の気まぐれな指示が原因だったなんてこともある。 またオペラの作品全体を見通せない人は困る。行き当たりばったりのアイディアの集積で、は第1幕はものすごく力を入れ