an Arms Watcher: 世界の軍事情勢と武器貿易:欧州で広がる軍拡、ロシアの台頭を背景に

2016年12月08日 欧州で広がる軍拡、ロシアの台頭を背景に 欧州連合が、安全保障協力体制を強化する一環として53億ドルの基金を設立し、共同で兵器の調達や開発を行う方針を示してからわずか1週間後、ポーランド政府は、今後5年間で同国軍の近代化に145億ドルを投じることを発表した。国防省は、14機の新型ヘリ、1200機のUAV、3隻の沿岸警備艇、2隻の掃海艇を含む軍事兵器を調達する予定で、同時に同国軍の防空システムも更新すると、12月6日付のSputnik Newsは報じた。 (写真：ポーランド軍の独製レオパルド戦車) またポーランドは、非公式にNATOと協力し、潜水艦も調達するという。調達予定の1200機のUAVのうち、1000機は戦闘能力を持った機種で、残りは情報収集型を2017年から2022年に間に調達する。 今年11月、ポーランド議会は、5万人の非常勤兵士で構成される国土防衛部隊の展