祈りと想像力 - 内田樹の研究室

名越康文先生と橋口いくよさんとの『ダ・ヴィンチ』鼎談を新大阪のホテルでお昼ご飯を食べながら４時間。 テーマは「原発と祈り」。 先般の橋口さんの「原発供養」に触発され、また「うめきた大仏」構想（これも発案したのは若い女性でした）に「辺境ラジオ」で出会い、21世紀の日本の霊的再生の方向について、だんだん見通しが見えてきた。 「そういう話」のときはなぜかいつも名越先生といっしょというのがさすがに奇縁である。 名越先生はこの数年真言密教の修行に励んでおられ、仏教書を耽読されているので、話はいきなり「祈り」とは、「瞑想」とは、「成仏」とは、「リアル」とは、「居着き」とは・・・といったハードコアな話題に突入。 想像と現実は位相が違うのか、地続きなのか。 私たちは「地続き」だという考えである。 すみずみまで克明に、細密に想像しえた経験からは、私たちは現実の経験とほとんど同じだけの経験知を得ることができる

[psk127]

もっともっと想像しようっと

[hamlet-r]

東日本大震災の義捐金を街頭で集めているボランティアのすぐ側に、ホームレスが居た。被災者と同じく路頭に迷い困窮しているが、理由の社会的な影響のの大小で差別してもよいのか、この記事を読み質問したくなった。

[stranger2ex]

切羽詰った切実さは、重要ではないらしい。

[mhkj]

ではナゼ？＝不明みたいですが「何か分らんもの」に相対するのが人は昔から好きだったのかも？ただ現実に帰ってくる契機が必ずあった筈です（ご利益とか？）結構ソコが肝心な気がします。「本文」早く読みたいです。

[NCOV-05]

「いのりみたいなものなんだ。」／それは遠ければ遠い程強まる斥力（反重力）にも似て、しかしそれは互いに遠ざかる力。／たとえ限定された光円錐内だとしても、いつか行きたい場所へ行く為に、今0.1秒の航路修正。。

[heis101]

「多くの人が勘違いしているが、祈りの強度は「切実さ」によるのではない。それがめざすものの「遠さ」によって祈りは強まり、祈る人間を強めるのである。」

[tamamusi]

うん。そですね。ものごとの一面として理解はでける。でも世界はもっと深いような希ガス（単なる希望ですが）。意識の外とか理外の理とか。身体智とか。唯心論？唯身論？以外で。一切唯心身造。

[nakagawanatuko]

「すみずみまで克明に、細密に想像しえた経験からは、私たちは現実の経験とほとんど同じだけの経験知を得ることができる。」

[subaru660]

『祈りの強度は「切実さ」によるのではない。それがめざすものの「遠さ」によって祈りは強まり、祈る人間を強めるのである』

[SasakiTakahiro]

祈りは、遠いものをめざす。ふつうは現実の目の前には存在しないものをめざす。