自分探しと多重決定と決定不可能性（自分探しソングの世界Part.5） - kenzee観光第二レジャービル

kenzee「前回は「白線流し」というテクストから90年代の若者全般を覆った病、「自分探し」がこの10年どう展開し、進行させていったかという話をした。あのドラマの登場人物たちは学校を出てから仕事を辞めて海外へ飛び出したり「不安」という漠然とした理由から結婚をやめたり、役者や脚本家というかなり実現可能性の低そうな夢を見てアルバイト生活を続けたりとリスキーな選択肢ばかり選び取ってしまう。そして多くの視聴者は彼らの生き様を好意的に評価した。「リスクをとる」ことの危険性について誰も指摘しなかったのだ。これは最早、我々団塊Jr.世代ばかりが人生を安易に考えていたというより95年以降のポストモダン状況の進行とともに「大きな物語」が消滅したことによる「物語探し」の一環だったのではないかと思えてくる。こうなると「自分探し」は社会システムの問題とも関わってくる」 kenzee教授「大きな物語ってみんな割りと

[nisemono_san]

全体の論旨とは関係ないけど、たぶん排除2.0はやさしい排除。ドラえもんの「どくさいしゃスイッチ」で視界からその人が消える。そうすれば、やさしい自分と不愉快な相手に折り合いがつくってことじゃないかな。