自分に適したキャリアの模索 ｜キャリア・デザイン・ブック｜学習院大学経済学部キャリア・デザイン支援プロジェクト

ではどんな職業が、自分を活かし、充実したキャリアの道筋を実現してくれるのでしょうか。職業人生上では自分の職を全うすることが"仕事"です。 あなたには自分にとって、職業としての最適な仕事が判りますか？そうです、誰にも最適な仕事なんて判りません。なにせ"最適な仕事"は唯一ですから、実に多くの仕事の中で、たった一つしかないことになります。しかもそれは相対比較の中で判断されるものです。極端な言い方をしますと、すべての仕事に就いてみて、初めて自分にとって最適な仕事の確認が可能ということになります。結論として"自分に最適な職業さがし"は出口のない迷路を歩いているようなもので、終えることが出来ない旅になってしまいます。 ではどのようにして職業を選べばよいのでしょうか。 "自分はこんな傾向を持った人間なのだな"ということを大まかに掴み、その範疇にある職業にチャレンジしてみることから、仕事選びは始まります。

[shibure]

キャリア・アンカーは前述のエドガー・シャイン教授によって提唱された概念で、職業上の自覚された価値観、才能、動機のタイプのことです。