上手な夢の諦め方（1,882字）：ハックルベリーに会いに行く

先日、ぼくが監修した新しい本『最後のプレイボール～甲子園だけが高校野球ではない～』が発売された。高校野球に携わる選手やマネージャー、指導者、あるいはその家族の実話を集めたドキュメンタリー集だ。全部で22編の物語が収録されている。 その中に印象的なエピソードがあった。 そのエピソードの主人公は、医者の家系に生まれた。彼は、子供の頃から周囲の影響で医者を目指していたが、同時に野球も大好きで、熱心に取り組んでいた。そうして高校に入る頃には、甲子園を目指して真面目に取り組むようになった。 すると、野球への愛情はどんどんと高まっていった。やがてプロ野球選手になることを夢見るようになり、高校最後の夏は地区大会で負けてしまったのだが、そこで諦めることなく、進学しても続けようと、浪人をして野球の強い大学を志した。 ――と、ここまでは比較的よくある話なのだが、面白いのはここからだ。 そうやって野球の強い大学

[sutannex]

野球選手と違って小説家とか芸人みたいにいつまでも挑戦できる夢の舞台の方が残酷かも知れない。M-1に参加資格があったのも諦めさせるためって紳助が言ってたのを思い出した。

[fujipon]

面白かった。

[DichiDachiDochi]

”ほとんどの球児たちが、甲子園に出たいという夢を、残酷にも断たれてしまう。 だからこそ、新しい道が拓ける。その一歩を踏み出す勇気が湧きあがってくる。”