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ニック・レーン『生命、エネルギー、進化』は難しかった
本書は、「生きているとはどういうことか?」をエネルギーの観点から解き明かした、大変興味深い生命科... 本書は、「生きているとはどういうことか?」をエネルギーの観点から解き明かした、大変興味深い生命科学の本なのだが、わたしにはかなり難しかった(3回読んだ)。高校~大学レベルの生物学の知識に加え、化学平衡や高分子化合物について理解していることを前提とする。 著者は、自らの思考実験について丁寧に説明してくれるものの、そのプロセスに一切の手抜きはない。よくある途中を飛ばして、「要するに」とまとめたりしない。その説明がまだるっこしく、想像ではなく知識を要するため、本書の難度を上げている。前著『生命の跳躍』より数段ハードな読書となった。ビル・ゲイツをはじめ、本書を絶賛している人を尊敬する。 本書のキモは次の通り。 生命は電動である電動の単位はATP(アデノシン三リン酸)で示されるATPはエネルギーの貯蔵・供給・運搬を仲介する分子であるATPは膜を挟んだ電位差で生じる(プロトン駆動力と呼ぶ)膜を貫きAT
2016/12/31 リンク