【新刊先行公開】『統計学が最強の学問である［ビジネス編］』序章 「センス」と「事例」で分析をするな（1） ――日本人が知らない 「リサーチデザイン」というスキル｜待望の新刊『��

ベストセラー『統計学が最強の学問である』『統計学が最強の学問である［実践編］』の著者・西内 啓氏が、9月中旬に待望の新刊『統計学が最強の学問である［ビジネス編］』を発表します。ダイヤモンド・オンラインでは、この書籍の発売に先駆け、『ビジネス編』の一部を特別に先行公開。ビジネスパーソンに必要な「統計力」の磨き方について、ヒントをお伝えします。 データ活用のよくある失敗例 私が 『統計学が最強の学問である』 を書いたのは、統計学と一般的なビジネスマンの認識の間にあるギャップを埋めるためだった。 当時、ビッグデータという言葉が注目を集めながらも、高価なシステムで高度な分散処理を行ない、その結果得られたものはキレイな円グラフや折れ線グラフだけ、というような話が何のツッコミもなくビジネスニュースに取り上げられていたのである。 そうした状況に対して、データ分析を生業にするものとしてこれではいけないとい