映画館ブログ: 「サヨナライツカ」から導くヒットの論理

文化通信速報2/15記事によると、アスミック・エース配給『サヨナライツカ』がレディースデイ前週対比97％、20日間興収7.8億円と好成績の様子。 なんで今更中山美穂なんだ、辻仁成原作の映画なんて誰が見るんだ、という下馬評で、かつ映画評も惨憺たるものであったように思うのだが、蓋を開けてみれば客が入っているらしい。 興行に限らず商売の成功は偶然によるもので成功の方程式というものはない。成功者はその後のチャレンジで敗残者となるのが常であり、いくつもの成功を重ねる例は少ない。ある場合はポジションを築いた分野でブランドにものをいわせて再生産を行っている場合のみである。なのでこれからヒットの理論を導き出すのは暴論ではある。だが、なんでこんなものがヒットしているのか、そのヒットの理由を考えることの意味は少なからずあるだろう。 映画のパブリシティがいまいち効かない時代だが、 この作品は公開前から取り上げら

[soylent_green]

「原作者を考えれば男性による身勝手なファンタジーにすぎないわけだが」悪意なくこういう言葉がさらっと書ける人になりたい