人類進化の謎とか: 極東ブログ

話の枕なんだが、先日、若いころ勉強して今でも役立ったのってなんだろと思った。自分なりの結果論は、古典（文献学・聖書学を含む）と語学だろうか。私の場合、どっちもいいかげんなんだが。 他の分野はどうだろうか。数学の基礎的な部分というのは時代とともに変わるということはない。昔勉強した基礎論とかは今ではきちんと思い出せないけど、クルト・ゲーデルの不完全性定理の内容が変わるわけではない。 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの「論考」も変わらないが、「哲学探究」や最晩年の思想とかは最新研究で変わる。ハイデガーとかもそう。カール・ポパーの反証可能性議論なんかも最終的な思想とは言い難い云々。哲学系はけっこう時代とともにその受容方法が変わる。 やっかいなのが科学知識だ。科学というのは確かな知識を伝えているかというと、これが基本的にどれも仮説であって、それなりに時代とともに知識をリニューしてないと変わってくる

[bunoum]

Wikipediaより「最近の研究では赤色巨星段階の初期に起こる質量放出によって惑星の公転軌道が外側に移動するため、地球が太陽に飲み込まれることはないだろうとされている。」へー。

[enemyoffreedom]

お子様向けの科学本ってなかなかアップデートされてなかったりする。80年代後半でもまだネアンデルタール人が現代人に進化したかのような解説があったり

[gabrigabri]

ニューズウィーク日本語版（３・２８） 「ＤＮＡで解く新・ヒト進化論」

[castle]

「哲学系はけっこう時代とともにその受容方法が変わる」「科学というのは基本的にどれも仮説。それなりに時代とともに知識をリニューしてないと変わってくる」「ネアンデルタール人は人類とは別種の生物だった」