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『武器ビジネス(上・下) マネーと戦争の「最前線」』 (アンドルー・ファインスタイン 著/村上和久 訳) | 鼎談書評 - 文藝春秋WEB
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『武器ビジネス(上・下) マネーと戦争の「最前線」』 (アンドルー・ファインスタイン 著/村上和久 訳) | 鼎談書評 - 文藝春秋WEB
山内 上下巻の大作である本書は、世界平和を目指してNGO活動や人道支援に携わる人々が仕事を虚しく感じ... 山内 上下巻の大作である本書は、世界平和を目指してNGO活動や人道支援に携わる人々が仕事を虚しく感じるような冷酷な世界を詳らかにしています。例えば、戦争をしているAとBが実は同じ商人から武器を売り込まれて戦っているのは今でもざらにあり、武器の提供に際して巨額のリベートやコミッションが動いている。出てくる金額は時に兆単位。そして、武器取引を巡る賄賂、腐敗、汚職は全て構造化されており、この非人道的ビジネスに関係している多くの人物が、普段は外交や政治の堂々たる表舞台に登場していることに驚くでしょう。著者は武器取引を巡るいかがわしい連中を「死の商人」と呼んでいますが、彼らはイギリスやアメリカの政権中枢、中東の君主国の王室などにも食い込んでいる。我が国はそういう国々と付き合わなければ、安全保障やエネルギー政策は成り立ちません。単純に「軍事は悪だ」と思っている絶対平和主義者の日本人にこそ、この本は読ん