林敬一氏の記事「住宅ローンは返すな！」の問題点 | ホンネの資産運用セミナー＜インデックス投資ブログ＞

「証券会社が売りたがらない米国債を買え！」著者の林敬一氏は、住宅ローンが2000万円あり、資金が300万円あるなら繰り上げ返済ではなく米国債（ゼロクーポン債）を買うべきと主張している。 「仮に、25年物ゼロ・クーポン債の金利が4.2％だとすると、300万円分購入すれば、25年後にはドル建てで3倍近くになる計算です。年金不足の補てんに役立つ金額です。」と書いている。しかし、理論上、日米金利差は為替レートで相殺されることを理解していないようだ。 また、住宅ローンが固定で3.5％以上など高めの金利だったら変動金利に乗り換えるべき、と言っている。「私はこの先、80年代のバブル時代のような好景気に戻るようなことのない限り、短期の変動金利を上げることなどできないと考えています」と主張している。しかし、金利上昇は好景気の時だけ起こるわけではない。 林敬一氏は「日本国債の暴落が起これば、国債の買い手はいな