けんか七夕 １台の意気 山車３台流出に負けず ７日開催 （河北新報） - Yahoo!ニュース

岩手県陸前高田市で７日開かれる「けんか七夕」に向け、地元気仙町地区の有志らが豪華な山車の飾り付けなどの準備を進めている。山車のぶつかり合いは取りやめざるを得ないものの、東日本大震災による中止の危機を乗り越え、趣向を変えて陸前高田の夏を彩る。 津波により開催場所の道路を含め気仙町地区は壊滅状態となり、４台あった山車は１台しか残らなかった。祭りは不可能とみられていたが、「１台でもあれば何とかなる」という声に支えられ、気仙町けんか七夕祭り保存連合会が開催を決めた。 山車飾りの製作は６月下旬、被災した気仙地区コミュニティセンターで始まった。飾り用の和紙や竹などを何とか調達し、毎夜、製作に励んだ。会社員の細谷隆夫さん（４７）は「伝統を途切れさせてはいけないとの思いで頑張っている」と作業を続けてきた。 けんか七夕は、気仙町の４地区が高さ５メートル、重さ３トンの山車をぶつけ合い、どちらが押し切るか

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