手作り弦楽器で演奏会開催へ、地元工房生徒らの４０本で/鎌倉 （カナロコ） - Yahoo!ニュース

手作りのチェロやバイオリンでの演奏会などが行われる「第３回手創り弦楽器フェア」が12日、鎌倉芸術館（鎌倉市大船）で開かれる。主催する鎌倉山弦楽器工房（同市寺分）の生徒や卒業生、全国の制作愛好家らが約40本を持ち寄り、世界に一つの調べを奏でる。 工房で楽器作りを指導する斎藤範夫さん（69）は、この道35年。ピアノ演奏と仏像彫りをたしなんだ父と共に、趣味で作り始めた。以前は月収約２万円の時代に約１５０万円で買ったドイツ製のチェロを愛用していたが、１つ自作して弾いてみると「音のマイルドさが全然違う」と没頭。これまでにチェロを約40本、バイオリンは30本以上手掛けたが、同じように作ったつもりでも音色はさまざま。幾度となく試行錯誤を重ねてきた。 寸法などが書かれたポスターを参考に、木材から切り出した板をはめていく。寸法の微調整や、ペグに猫の顔を彫り込むなどデザインの工夫でオリジナリティーを出す。

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手作り弦楽器で演奏会開催へ、地元工房生徒らの４０本で/鎌倉