＜欧州中銀＞政策金利１％ 債務危機深刻化に対応で （毎日新聞） - Yahoo!ニュース

【ロンドン会川晴之】欧州中央銀行（ＥＣＢ）が８日の定例理事会で、最重要政策金利を史上最低の１％に引き下げたのは、欧州債務危機が深刻化し、実体経済に悪影響が出ているためだ。また、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）が、欧州の主要銀行を格下げする方向で見直しを始める中、欧州各行の資金繰りを支援するため、資金供給の期間を、現在の最長１３カ月から３年に延ばすことも合わせて決めた。 ＥＣＢは最大の政策目標を「物価上昇率２％未満」に据える。１１月のユーロ圏の消費者物価指数は前年同月比３％増と、目標値を上回っているが、ドラギ総裁は会合後の記者会見で「原因はエネルギー価格上昇などによる」と指摘。今後は物価上昇が落ち着き、１２年の物価上昇率（中心値）は２．０％、１３年は１．１％へと下落するとの予想も示し、利下げの環境が整ったことを説明した。 欧州の金融機関は、中核的自己資本比率を９％に引

[news_creeper]

＜欧州中銀＞政策金利１％　債務危機深刻化に対応で