ホヤ養殖復活へ一歩 宮城・女川で種苗の採取開始 （河北新報） - Yahoo!ニュース

東日本大震災で壊滅的被害が出たホヤの養殖再開に向け、種苗を人工的に採取する試みが宮城県女川町で始まった。 同町の竹浦漁港では１９日朝、沖合の磯場でダイバーが潜り、採取した天然ホヤ約３００個を水揚げ。桟橋に設置した水槽に、漁師たちがホヤを一つずつ丁寧に並べていった。 産卵は数日後に始まる見通しで、採苗器に巻き付けたシュロ縄に幼生を付着させる。水槽に空気を送り海水をかき回す装置に不具合が出ないよう、漁師たちは２４時間態勢で監視を続けるという。 採苗が順調にいけば、年末から年明けにかけ、湾内に張り直したいかだにシュロ縄を移し、ホヤを生育させる。 ホヤ養殖が盛んだった竹浦地区では、全ての養殖いかだが流され、漁船も大半を失った。漁師１０人が９月、共同で養殖再開に向け動きだした。 震災前、種ホヤは主に石巻市の鮫浦湾の業者から購入し、人工採苗の経験はなかった。県水産技術総合センターの助言を受け

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ホヤ養殖復活へ一歩　宮城・女川で種苗の採取開始