衰えなかった闘志＝「炎」がチーム一つに―故津田氏・野球殿堂 （時事通信） - Yahoo!ニュース

闘争心むき出しの投球が津田氏の持ち味だった。球種は150キロ超の速球とスライダーだけ。痛打を浴びても、ひるむことなく真っ向勝負を挑む。「炎のストッパー」という異名が付いた。 1991年4月14日の巨人戦で、わずか9球で降板。当時監督の山本浩二氏に「頭が痛い」と訴え、これが最後の登板となった。翌日、脳腫瘍と診断され闘病生活が始まった。 心優しい津田氏はチームメートからの人望が厚かった。「ツネのために」。選手たちはユニホームのポケットにお守りを忍ばせ、津田氏の用具をベンチに持ち込んだ。その年、広島は5年ぶりのリーグ優勝。山本氏は「ツネのおかげで、チームが一つになった」。 亡くなる直前、親友の森脇浩司氏（現オリックスコーチ）が運転する車に乗り、広島市民球場の周囲を巡回した。「絶対に、またこのマウンドに上がって優勝する」と不屈の闘志は最期まで衰えなかった。「その年を最後に、カープは優勝してい

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衰えなかった闘志＝「炎」がチーム一つに―故津田氏・野球殿堂