円高背景の空洞化懸念、成長力強化で施策推進＝官房長官 （ロイター） - Yahoo!ニュース

［東京 ２５日 ロイター］ 藤村修官房長官は２５日午前の会見で、２０１１年の貿易収支が３１年ぶりの赤字となったことに関連して、円高を背景とした産業空洞化の懸念が指摘されており、わが国の成長力を強化するための施策を総合的に推進しなければならないとの見解を示した。 貿易収支の赤字転落については、震災や円高、海外景気下振れを受けた輸出減少、火力発電用の燃料需要増など、いくつかの要因によると指摘、「今後とも輸出入の動向に注視したい」と語った。 ただ藤村官房長官は「近年の経常収支動向をみると、所得収支（の黒字）は拡大基調にあり、貿易による稼ぎ方、構造が変化しているということは留意すべきだ」とも指摘した。 藤村官房長官はまた年金問題について、民主党の案を提示していくという認識を政権幹部で共有していると発言、「与野党協議を進める上での大きな課題だ」と語った。さらに年金改革案について、いくつかのケー

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円高背景の空洞化懸念、成長力強化で施策推進＝官房長官