ＪＲ常磐線、南相馬で運転再開 避難指示解除で５年ぶり （朝日新聞デジタル） - Yahoo!ニュース

東京電力福島第一原発事故で不通になっていた福島県南相馬市内のＪＲ常磐線が１２日朝、小高（おだか）―原ノ町駅間（９・４キロ）で運転を再開した。同市南部に出ていた１万人超を対象とする避難指示が解除されたためで、５年４カ月ぶりに乗客を乗せた列車がＪＲ小高駅に到着した。 【写真】避難指示が解除され、一部で運行再開したＪＲ常磐線。津波と放射能汚染の被害にあった農地は今も雑草で覆われ、農作業は始まっていない＝１２日午前、福島県南相馬市小高区、３枚の写真を合成、福留庸友撮影 地域の伝統行事、「相馬野馬追」の騎馬武者が背負う「指旗（さしばた）」がたなびくホームに、乗客約１７０人を乗せた２両編成の始発列車が到着した。小高駅前ですし店を経営する山沢茂さん（６４）は「この日を待っていた。少しでも以前のにぎわいを取り戻せたら」と喜んだ。 折り返しの電車に乗った、県立相馬高校１年の根本奈央美さん（１５）は１１日