エントリーの編集
![loading...](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/common/loading@2x.gif)
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
ろう者の世界を「通訳」してくれている爽やかな距離感と愛に溢れたミステリー 『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 (丸山正樹 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
![アプリのスクリーンショット](https://b.st-hatena.com/bdefb8944296a0957e54cebcfefc25c4dcff9f5f/images/v4/public/entry/app-screenshot.png)
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
ろう者の世界を「通訳」してくれている爽やかな距離感と愛に溢れたミステリー 『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 (丸山正樹 著) | 書評 - 文藝春秋BOOKS
少女の手がふいに動いた。 〈おじさんは、私たちの味方? それとも敵?〉 これは、主人公荒井尚人が作品... 少女の手がふいに動いた。 〈おじさんは、私たちの味方? それとも敵?〉 これは、主人公荒井尚人が作品最初の事件で容疑者の手話通訳を行った際、容疑者の娘から投げかけられた質問である。尚人と何の関係もない読者でありながら、この問いかけにはドキリとさせられる。そしてそのドキリが、尚人自身と読者を作品の深みへと導く原動力となっている。この作品は全編を通じて哲学的な問題を内包しており、ミステリーでありながら考えるヒント満載の人生論でもあるのだ。 一読してすぐに現れる主題は、聴覚障害の世界を生きる人々の実態であろう。 ただ、それに直接光を当てるというよりは、その世界を「身近に見ている」人物の目を通して現実を語らせている。当事者ではなく、当事者にかぎりなく近い健常者を軸にしているため、啓発的な部分に気を取られることなく、普通のミステリーとして読むなかで自然に実情を受け止めていける。それがこの作品の魅力で