本誌記者が北海道新幹線に試乗。時速260キロを体感した12分間

（写真は、新函館北斗駅に停車する北海道新幹線） ゆっくりとスピードを上げて数分で時速260キロに達し、車窓から見える雪景色が流れていく。３月26日に開業する北海道新幹線にひと足早く乗った。早くて揺れない、スムーズな加速。非日常が日常になる日が待ち遠しい。 （写真は、エルムの木をイメージした内装が印象的な車内） 試乗したのは２月13日、木古内駅から新函館北斗駅までの往復。木古内駅の新幹線ホームにＨ５系の真新しい列車が音もなく到着する。ホーム柵がするすると開き乗車。車内の照明は、目に優しい黄色がかった乳白色のＬＥＤ。エルムの木目をイメージした棚や雪の結晶をモチーフにした床材、ブラインドには縄文文化やアイヌ文化がブレンドした文様が散りばめられている。 車体に描かれた北海道新幹線のシンボルマーク 木古内駅を発車、スピードは徐々に上がり、北海道新幹線の営業最高速度、時速260キロに達したのはトンネル