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立法府を分割しよう、あるいは二院制の本来の趣旨――ハイエク「法と立法と自由III」 - 誰が得するんだよこの書評
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立法府を分割しよう、あるいは二院制の本来の趣旨――ハイエク「法と立法と自由III」 - 誰が得するんだよこの書評
ハイエクによれば現代の議会制民主主義の最大の欠点は、法が恣意的に立法されている、ということです。... ハイエクによれば現代の議会制民主主義の最大の欠点は、法が恣意的に立法されている、ということです。立法府と行政府の境目があいまいなため、行政の都合(政府という組織の都合)のために法が制定され、法の本来の機能である権力の制限とそれによる人々の予測可能性の担保が図れなくなっているのです。だからハイエクは、立法府の分割を主張します。それが、短期の選挙によって選ばれ特定利害を代表する代議士で構成される行政院と、15年の長期の任期を持つ15人の代表者から構成される立法院です。 「法」対「命令」 ハイエクによれば、現在の「立法」は「法」の制定というよりも、むしろ政府という組織の「命令」です。それは特定の目的を持ち、特定の利害を満足させるために発せられる、恣意的なものです。本来の「法」は、特定の目的を持たず、生活の基盤として誰にとっても利用されるインフラのようなものです。貨幣や言語などのような、社会を成立