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暗闇という根源的未知に命を懸けた大探検記『極夜行』 - HONZ
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暗闇という根源的未知に命を懸けた大探検記『極夜行』 - HONZ
人生には勝負を懸けた旅をしなければならない時がある。 探検家・角幡唯介が、「そのときまでに得られた... 人生には勝負を懸けた旅をしなければならない時がある。 探検家・角幡唯介が、「そのときまでに得られた思考や認識をすべて注ぎ込み、それまでの自分自身を旅というかたちで問う」た大探検記である。 準備に四年をかけ、四ヶ月以上の間、真冬の北極圏を一人で歩く探検。それは極夜の暗闇の中である。極夜、聞き慣れない言葉であるが、白夜の逆といえばわかりやすい。太陽が顔を出さない暗闇の中を行こうというのである。 地味といえば地味である。なにしろ暗闇だ。探検記とはいえ、ビジュアル的に面白くなさそうだ。じつは、本を読む前にはそう思っていた。しかし、読み進めるにつれ、それは、延々と続く暗闇というものをイメージできていなかったがための誤解であったことを思い知らされていく。 角幡によると、未知には表面的未知と根源的未知がある。たとえば現代における未踏峰の登頂は表面的未知だという。登山という行為が確立されたジャンルであるこ