表現者の物語としての『サムライフラメンコ』。 #samumenco

『サムライフラメンコ』は表現者の話。表現者は同時に沢山の物語の受け手でもあり、享受した物語の全てを己の血肉として、新しい自分の物語を放つ。さらに、発表して受け手に届いた感動をフィードバックし、新たな表現にすることまでがセット。だから、現実から始まり、物語を経て、現実で終わる。 『プリンセスチュチュ』は、読書が読み手の心を魔法のように変えうる素晴らしさをを描いて、その心を抱いて現実へ返す物語なら、『サムライフラメンコ』は、表現は、自分はもちろん、世界を、人々を、現実を変えうるのだ、ならば我々は良きことを表現し続けよう、愛を信じ続けよう、という覚悟を叫ぶ。 正義がタレントというのも表現者の物語として象徴的で、サムライフラメンコ活動の浮き沈みと本業の連動っぷりとか、メディアとマスコミ、視聴者や国民との関係性の変化も無理なくわかりやすく描かれている。本気でよくできた素晴らしいアニメなのに、ノイタミ