ついに Kubernetes がハッカーの標的に ― 絶対に負けられない戦いの幕開け | クライム・仮想化クラウド技術ブログ

要約 これまでは良いことづくめのKubernetes（K8s）にも、ついに魔の手が忍び寄ってきました。今年3月、K8sコンフィギュレーションの不備につけ込むコンテナ環境専門のマルウェア Siloscapeが見つかりましたが、これはK8sを狙った大々的なサイバー攻撃の序章にすぎないと見られています。オープンソースのK8sは急速な普及が進む反面、システム管理者の技術レベルに格差があり、今後さらにハッカーの格好の狙い目となることが危惧されています。 重要なのは適正なコンフィギュレーションを徹底することと、データ保護ソリューションを導入して確実なバックアップとリカバリのプロセスを適用すること。K8sが狙われているという報告は、実は悪い知らせではなく、対策を強化するうえで最も重要な「状況を把握すること」の第一歩です。Knowing is half the battle（敵を知れば半分勝ったようなもの