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阿川 佐和子著（文春新書） アガワ，とカタカナで，よぶかんじ。 をそろそろ名付けてみたい。 それはそれとして，良書です。 へんにプライドがない，というところが，このひとのすごいところなんだろうな。 知ったかぶるヘキがある人は，もちろん「聞く力」がないわけで， プライドの所在がそこにない，ということが，この手のインタビュアーの能力かもしれない。 （しったかぶっても，ばれるんですけどね。 「あ，こいつ何にも分かってないだけでなく，それを隠そうとしてしったかぶってる，はずかし！ すごいはずかし！」 これが前提です。 ほかに，傾聴すべきテクニックがあります。 つぎの質問ばかり考えていると，聞いている内容が頭にはいってこない。 質問すべきことがらの準備を少なくすると，相手の話をよく聞くようになる。相手の話の中から，つぎの質問をさがさないといけないからです。 聞くべき内容が決まっていたとしても，その場