【レポート】人とくるまのテクノロジー展 2010 - めったに見られない衝突実験で使われる人体ダミーや高速度カメラ | ライフ | マイコミジャーナル

衝突安全性能、むち打ち損傷保護、ブレーキ性能など、自動車安全性能評価(自動車アセスメント)が車選びのひとつの指針となりつつある。それらを評価するための衝突試験は、人体ダミーを乗せた車が障害物に衝突する瞬間をスローモーションで記録するが、その迫力ある映像を見たことがある人も多いことだろう。今回は、衝突試験で使用される人体ダミーや、それを記録するための高速度カメラなど、普段は見ることができない展示をまとめてみた。 衝突試験用人体ダミーのカットオフモデル 同じように見えてもいろいろ違う人体ダミー 米国デントン社製の人体ダミーは、試験内容や計測方法によって、それぞれ適したモデルが存在する。また、年齢や性別が異なるバリエーションがあり、それぞれ重量やサイズなどが設定されている。さらに、より人体に近く、計測に適した改良が続けられていている。 展示されていたダミーは、側面衝突計測用の「SID-IIsD」