河童の『死刑廃止』論 | 河童論壇

つい数年前までは、私は死刑制度の存続に賛成の立場だった。 正確に言うと、この問題についてじっくりと考えたことはなかったが、それでも、死をもってしか償えない罪、というのがあると思ったし、国家によるそうした「歯止め」でもないと、やり場のない怒りは社会を混乱させるのではないかと思った。誤判の恐れは確かにあるのかもしれないが、誤判防止の努力の問題をすり替えていると思ったし、仮にコンマ以下の誤判事例が残ったとしても、それを上回る社会の利益が優先されてよいと考えていた。諸外国が廃止だからなどというのは笑止な話で、まさに国際社会における日本の主体性のなさそのものだと受け止めていた。 前提として、人は自分自身の人格と身体を所有しており、その処分は自由だと考えていた。尊厳死はもちろん権利だし、安楽死も一定の条件をクリアすれば肯定、自殺も非難できないし、嘱託殺人は違法でなく、ハードなSMプレイだって文化の問題

[neogratche]

仮にそんなルールを設立したとして、いったい誰がそれを施行するの？国家には軍隊や警察があるし、人が従うべき法律を自分で作ってると、まさにやりたい放題だし。はっきり言うとそんなの不可能だと思う。

[ku__ra__ge]

一つ気になったのが同じ理屈で、死に至らしめない拷問はいいのか？という問いからあらゆる罰を下すべきではないという解にたどり着けそうな点。

[Mikagura]

この死刑廃止論は結構説得力がある。