一日一冊！ * 弁護士の読書日記 *: 判例タイムズ （１２５２号／判例タイムズ社）

「法科大学院と新司法試験」と題する論稿。大阪地裁の大島眞一判事（もと神戸大ロースクール教授）が執筆しています。 内容は，残念ながら賛同できません。 案の定，お決まりの予備校ドグマから始まり，「旧試験は暗記力の勝負であった」と一方的に決めつけた上で，「短答試験は不要。」「大事なのは論理的思考力だ。条文・判例の知識を試す必要はない。」などと極論に突っ走っています（そもそも，論理的な物の考え方はできるが，法律のことはよく知らないんですよね～・・・みたいな弁護士に，一体誰が相談したいと思うでしょうか？？）。 挙げ句の果てには，「法科大学院は，新司法試験の漏洩問題を除くと，比較的順調なすべりだしをした」などと自画自賛されていて，ひっくり返りそうになりました。ロー教授による問題漏洩は，公正たるべき法曹養成システムの根幹を揺るがす大事件なのに，それを除いてどうすんねん！ と・・・。「ウチのカツ丼って，カ